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日刊建設タイムズ社
2009/11/28

【千葉】「県ブース」にエコセメント二次製品/建設技術展示館の第10期リニューアルで展示

  国土交通省関東地方整備局の「建設技術展示館」(松戸市五香西、関東技術事務所内)が26日、第10期リニューアルオープンした。現地では記念式典やテープカットをはじめ、「最近の耐震技術開発の動向」をテーマに、東京工業大学大学院(土木工学専攻)の川島一彦教授を講師に迎えたオープン記念特別講演などが行われた。11.30
今回のリニューアルの特徴は、NETIS(新技術情報提供システム)における有用な新技術の活用を図るため、有用な新技術24技術を展示したのをはじめ、職員の技術力向上を図るため、不良溶接サンプルやコンクリート非破壊試験サンプル等を設置した技術研修コーナーの充実がある。
 第10期の展示技術は87者(109技術)で、一般技術が49者(70技術)、有用な新技術が23者(24技術)、自治体・公団が6者(6技術)、公益法人等が9者(9技術)。屋内展示は77者(94技術)、屋外展示は10者(15技術)。
 屋内展示場内の「自治体等エリア」には、国土地理院の「衛星を用いた地殻変動及び正射写真図による被災状況の把握」、東京都下水道局の「コンパクトシールド工法」と「フロートレス工法」、千葉県の「都市ごみ焼却灰のリサイクル」、独立行政法人土木研究所の「ALiCC工法」と「堤体内水位観測システム」が出展。
 このうち、千葉県の「都市ごみ焼却灰のリサイクル」のブースには、県土整備部技術管理課が所管する「エコセメントを利用したコンクリート二次製品」を展示。
 同展示ブースでは、都市ごみ焼却灰を主原料とするエコセメントが、県のゼロエミッションに向けた新技術として位置づけられていることをはじめ、建設資材のコンクリート二次製品への利用について、安全性・強度・品質を確認し、「千葉県土木工事共通仕様書」で利用促進を図っていること、さらに、エコセメントを利用したコンクリート二次製品が、都市ごみ焼却灰のリサイクルにより、資源循環型社会構築に寄与することなどを説明している。
 ちなみにこの日は、県県土整備部から下原慶啓・技監(兼)技術管理課長をはじめ、片岡嘉雅・技術管理課技術情報室主幹、稲葉茂章・同副主幹の3氏が出席。
 一方、エコセメントを利用したコンクリート二次製品の製造をはじめ、その使用拡大と定着を呼びかけている千葉県コンクリート製品協同組合からは、池田喜美夫理事長をはじめ京相隆志・技術委員長、三滝大・エコセメント製品普及副委員長らが、さらに、エコセメントを製造する市原エコセメント鰍ゥらは、宇崎修一・営業部長代理が出席した。
 
提供:日刊建設タイムズ