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建通新聞社四国
2009/12/13

【高知】一般会計総額4353億円 2年連続の増額予算/県の当初予算見積概要

 高知県は7日、2010年度当初予算見積概要を発表した。一般会計の総額は4353億7000万円で、09年度当初予算に比べ4・0%増で2年連続の増額予算となる。尾ア正直知事が掲げる5つの基本政策推進加速化枠を中心に南海地震対策、防災拠点施設整備、太陽光発電の導入促進、橋梁、公園などの長寿命化計画策定などを実施する。5つの基本政策の部局別では、経済の活性化として、首都圏に開設するアンテナショップを稼働する産業振興推進部が23億6900万円、土佐・龍馬であい博を開催する観光振興部が10億5900万円、林業振興・環境部が3億8300万円、土木部が3億7400万円など。
 新規事業は、幡多看護専門学校の定員増対応のための設備整備費に2233万円、児童福祉施設の老朽化施設耐震化整備に2億7442万円、太陽光発電の導入促進(住宅用)に1013万円、首都圏アンテナショップの整備に3億5220万円など。
 主な関係事業では、安芸総合庁舎整備費に2105万円、高知医療センター精神科病棟の整備負担金として238万円、森の工場活性化対策事業に5億6870万円、荒廃森林の解消として、治山事業や森林緊急整備事業などに41億5978万円、広域漁業整備事業に3億0300万円、安芸地域県立病院整備事業費に3億6154万円。
また土木部関連では、四国8の字ネットワークの整備促進に54億8300万円、緊急輸送道路における橋梁の耐震補強など南海地震に備える整備に15億1200万円、1・5車線的道路整備に3592万円、通常砂防、地すべり対策、急傾斜地崩壊対策など土砂災害防止対策に33億3000万円、国道195号南国バイパス道路改築、地域活力基盤創造交付金など地域振興を支援する道路整備の推進に158億5000万円、宇治川広域河川改修など河川の治水対策事業に35億5600万円を概算要求している。