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建設経済新聞社
2010/01/14

【京都】ほ場整備、22年度から始動 奈島下ノ段の農地5・1f

ほ場整備予定地(写真は青谷児童公園の南側)
 城陽市は、奈島下ノ段の農地ほ場整備を計画。22年度からの事業着手に向け、準備を進めている。
 同市奈島下ノ段の農地5・1fについて、どのほ場でも農道や水路に接する形状となるよう区画を整理するなどし利便性を高め、地元農業の生産性向上を図るのが目的。計画によると、▽農道L233m×有効幅員W4m(砂利舗装)▽用水路工616m▽排水路工568m▽暗渠排水工3・1f−を整備する。地区内は生け花で使用されるカラー、菖蒲、蓮のほか、水稲の栽培が行われる。
 18年度に環境調査、19年度に概略設計(ともに京都府土地改良事業団体連合会が担当)を行うなど事業化に向け準備を進めていた。市営土地改良事業として、22年度から事業を始動させる考えで、国の事業採択に向け準備を進めている段階。事業年度は24年度までの3ヵ年を予定する。22年度は測量や実施設計が中心となる模様で、工事は23年度以降となりそうだ。概算事業費は6680万円。
 今回事業化する奈島下ノ段以外に、南側の奈島上ノ段など約15fも将来的にはほ場整備を予定するが、現在は農用地の指定外のため、国の補助要件から外れることから、今回の事業が一定進んだ上で事業化に向けた取り組みがスタートするとみられる。