トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2010/01/15

【高知】新県立図書館整備 1.4万uへの増床想定

 高知県教育委員会は、老朽化している県立図書館の整備について、県教育振興基本計画で必要な具体的機能を支える設備・施設のあり方を提言している。規模的にも現在の3896平方bから1万4400平方b程度への増床を想定している。この理由としては、現在の図書館が生涯学習の中核的施設としての役割を十分果たせるような状況になく、一定レベル以上の図書館サービスを受けることができる環境を整備する必要があるとしている。その方針に伴い、現在の施設より大幅に延べ床面積を増加させる必要を指摘、新しい図書館が整備すべき機能を十分発揮するために、必要最低限なものとして十分な最大収容冊数と書庫容量、商用データベースなどの整備・充実、市町村支援のためのスペースなどを挙げている。
 新県立図書館は、規模などは未定だが、施設内容として、開架(レファレンス・サービス・センター機能、学校支援センター機能、障害者サービスなど)に3527平方b、図書館研究・研修センターに710平方b、管理スペースに785平方b、市町村支援室に485平方b、書庫に4968平方b(図書館の資料保存センター機能などに3653平方b、高知県資料センター書庫に1315平方b)、高知県立文書・資料館に325平方b、その他(通路・廊下・機械室など)に3600平方b。
 予定されるスケジュールは、2009年度中に新図書館構想のたたき台をまとめ、10年度に基本構想、11年度に基本計画・設計、12年度に実施設計を行い、13年度に工事に着手したいとしている。