トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2010/01/27

【千葉】木更津で「ビジネスモデル」発表会/CCI事業コンペで木更津工専生徒が 建設業経営者講習会も

1.28 「2009年度建設業経営者講習会及びCCIちば表彰式・ビジネスモデル発表会」(第1回)が22日、木更津市総合福祉会館の市民ホールで開かれ、50人余が参加した。
 従来は県中央(千葉市)会場のみの開催だったが、本年度はCCIちば(千葉県魅力ある建設事業推進協議会)の建設業ビジネスモデル・コンペ事業において、5件の提案が採択されたことから、新たな試みで3会場による開催としたもの。
 開催日程は、この日の県南(木更津市)会場を皮切りに、第2回目を2月8日にサンライズ九十九里・多目的ホール(県東(九十九里町)会場)、第3回目を同15日に京葉銀行文化プラザ・音楽ホール(県中央(千葉市)会場)で行う。
 この日は「CCIちばの部」と「経営者講習会の部」で構成。前段のCCIちばの部を「建設業ビジネスモデル発表会」とし、コンペで提案が採択された中から、『市町村が管理する小規模橋梁の予防保全ビジネスモデルの検討』について、木更津工業高等専門学校の生徒が発表。
 また、後段の経営者講習会の部では、褐嚼ン経営サービスの山下宏道・主席コンサルタントによる『危機を乗り切るためにやるべきことを明確化せよ』と、県県土整備部建設・不動産業課の島田昌信主査による『建設業と地域の元気回復事業事例発表』の2つをテーマに講演が行われた。
 建設業ビジネスモデル提案の発表後には、県県土整備部の飯田宏行・建設・不動産業課長が講評。「(発表者2人の)スーツ姿がとても凛々しく、発表の姿勢も大変素晴らしい。地元の学生が地元の施設をじっくり見て研究し、それを地元で発表するということは、非常に良いことだと思いながら聞いていた」と弁。
 また、内容的には「今までに整備した社会資本の維持管理が、これから大きな課題となっていくことを踏まえた着眼点に加え、足繁く現地に足を運んで実際に調査を行っている写真は、リアリティがあり素晴らしいと感じた」とし、ビジネスモデルの提案についても「県内を12グループ化し、グループごとに講習会を行い、橋梁の点検や整備をしていけばどうかという提案は、これから市町村合併を行ううえでも大事なこと」と評価。
 一方で氏は、「敢えて言えば、県内を12のグループに分ける時の基準や、地元の市町村に対してのPRの内容や方法など、もう少し掘り下げてもらえたらと思う」との注文も付け加えた。
 最後に氏は、「今の建設産業は非常に厳しいという話もあるが、建設業は社会になくてはならない産業である」とし、「それゆえ、皆さんのような若い人に魅力を感じてもらえるよう、若い人たちの知恵がどんどん出て来るような試みが大事だと思う。そういった意味でも、大変良い話を聞かせて頂いた」と述べ、講評を結んだ。

提供:日刊建設タイムズ