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建設経済新聞社
2010/01/28

【京都】管渠など耐震化、3億3400万円投入 22年度、南長岡1号幹線から 人孔の浮上抑制なども実施

 長岡京市は、緊急輸送道路に指定されている道路の直下を走る管渠の耐震化を計画。22年度から工事を本格化させる。また耐震補強など耐震化を図る小中学校にはマンホールトイレを設置し、災害に強いまちづくりを進める。
 非開削耐震化工事として管更正工法で計910mを計画。地震時の液状化対策としてマンホールの浮上抑制6基、マンホールの継手設置45ヵ所も行う。概算で事業費は3億3400万円を見込む。工期は22年度〜25年度までを予定。
 管渠の耐震化工事は次の3事業(@事業概要A概算事業費B予定工期)。
▼南長岡第1号汚水幹線耐震化工事=@マンホール継手設置20ヵ所、マンホール浮上抑制1基、管更正540m(主要な管渠の内法寸法700〜1000o)A2億1900万円B22年度〜25年度
▼中央長岡第3号汚水幹線耐震化工事=@マンホール継手設置12ヵ所、マンホール浮上抑制5基、管更正110m(主要な管渠の内法寸法500〜600o)A2600万円B23年度
▼中央長岡第1号汚水幹線耐震化工事=@マンホール継手設置13ヵ所、管更正260m(主要な管渠の内法寸法800〜900o)A8700万円B24年度〜25年度

各校にマンホールトイレ
設置総数は計205基


 長岡京市は、21年度から市立の14小中学校にマンホールトイレを設置する事業を進めている。合計205基設置する計画で、総事業費は8400万円を見込む。1校あたり15基程度で、毎年度3校程度設置し、25年度までに設置を完了させる。
 マンホールトイレは、道路下の下水道本管から各校の敷地に直径45pの下水道管を布設し、一定間隔で直径20pの塩化ビニール管を立ち上げ、ここにマンホール蓋を設置。災害時には蓋を開け、その上にテントと簡易トイレを組み立てて、使用後は直接下水道に流すという仕組み。
 21年度は神足小、長岡第十小、長岡第四小の3校(計45基)に設置。施工は大長岡京市営業所(長岡京市)。22年度は長法寺小、長岡第九小、長岡第三中の3校を予定している。