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建設経済新聞社
2010/02/01

【京都】北宇治圏域の認知症デイ 事業者は潟Pアトラストに

 宇治市はこのほど、高齢者を身近な地域で支援する地域密着型サービスの事業者の公募で、北宇治圏域の認知症対応型通所介護(認知症デイ)の設置・運営事業者を潟Pアトラスト(代表取締役水島克己氏、宇治市木幡南山74−7)に決定した。
 北宇治圏域は、天神台・羽拍子町・南陵町・開町及び槇島町・神明・小倉町・伊勢田町の各一部がエリア。同社は東宇治北圏域で認知症デイの「メイプルリーフ金草原」、北宇治圏域で小規模多機能型居宅介護の「メイプルリーフ宇治」、西宇治圏域で認知症デイの「メイプルリーフ名木」をそれぞれ展開しており、今後、北宇治圏域内の宇治市槇島町本屋敷10−2で認知症デイを設置・運営する準備を進める。

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小規模多機能・認知症GH
21年度…マイクロテスト
22年度…ヤマト梶A(福)不動園


 同市は地域密着型サービス事業者について、21年7月に21年度事業分の3圏域(中宇治、北宇治、西宇治)と、22年度事業分の3圏域(東宇治南、中宇治、南宇治)を一斉公募。その後の審査の結果、21年度事業分では西宇治圏域で2ユニット・18人の認知症対応型共同生活介護(グループホーム)と通い15人及び宿泊5〜9人(個室5室以上)の小規模多機能型居宅介護の併設型施設の設置・運営事業者として、マイクロテスト梶i代表取締役伊藤弘子氏、宇治市神明石塚59−1)に決定。また22年度事業分では東宇治南圏域に同様の併設型施設の設置・運営事業者をヤマト梶i代表取締役山本毅氏、宇治市平尾台1丁目3−8)に決め、中宇治圏域に設置する併設型施設の設置・運営事業者として社会福祉法人不動園(理事長太田勲氏、宇治市白川東山15)に決定した。マイクロテストは宇治市伊勢田町中山45−1で、ヤマトは宇治市木幡中村29−2で、不動園は宇治市宇治戸ノ内21−2で、それぞれ併設型施設の設置・運営を行うための準備を進める。
 一方、認知症デイについては、21年度事業で中宇治圏域と北宇治圏域にそれぞれ1ヵ所・12人(計2ヵ所・24人)、22年度事業で南宇治圏域に1ヵ所・12人の設置を計画。設置・運営事業者を公募したが、応募がなかった。そのため、21年10月に再公募。同年12月に北宇治圏域の認知症デイの設置・運営事業者を潟Pアトラストに決定した。
 ただ、認知症デイでは21年度事業の中宇治圏域、22年度事業の南宇治圏域ともに応募がなく、同市は22年度以降に再々公募する意向。今後応募しやすいよう条件緩和なども検討するとみられる。