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日刊建設タイムズ社
2010/02/02

【千葉】建設業労働災害防止協会千葉県支部が安全祈願/リスクアセス実施とコスモス構築 香取神宮で参拝

  建設業労働災害防止協会千葉県支部(石井良典支部長)は1日、安全管理活動の充実を誓い、1年の工事無災害を願う「安全祈願」として、香取市内の香取神宮で参拝した=写真。
 この日は石井支部長をはじめ尾頭博之、内山弘通、櫻井勝治各副支部長、石神信夫氏ら各分会長のほか、行政側から千葉秀木・千葉労働局長ら総勢17人が出席。
 参拝後の直会の席であいさつした石井支部長は、まず、この日の香取神宮における安全祈願について、「労働災害防止に向けた私ども建災防千葉県支部会員の安全への誓いでもあることから、『労働災害防止活動に誠心誠意取り組むので、重篤な災害が発生しないようにお守り頂きたい』とお願いした」と弁2.1。 また、昨年の県内建設業における死亡災害と休業4日以上の災害が、ともに過去最小件数だったことに言及した氏は、「さらなる減少に向けて、リスクアセスメントの実施と建設業労働安全衛生マネジメントシステムであるコスモス(COHSMS)の構築に重点的に取り組みたい」との考えを示した。
 一方、「労働災害の防止は、私ども施工業者の責務である」とした氏は、「安全行政や発注者をはじめ、建設機械・器具製造者、保護具製造者、安全衛生教育に携わる皆さんの理解と協力が欠かせない」と要請。「本年も会員事業場の安全衛生水準の高揚に向け、建災防千葉県支部と県内10分会が協力し、災害防止活動を展開していきたい」との決意を述べた。
 さらに、「毎年2〜3月の年度末は小規模な工事が集中することから、労働災害が多発する傾向にある」との注意を喚起したうえで、「3月は建設業年度末労働災害防止強調月間であることから、まずはこの期間を無災害で乗り切ってほしい」と士気を鼓舞し、あいさつを結んだ。
 他の業種を含めて安全管理で県内事業場の手本に
 次いで、安全行政を代表してあいさつした千葉秀木局長は、まず、県内全産業における昨年の労働災害死亡者が、前年同期比16人減の40人となったことについて、「労働基準局時代を通じて過去最小の数字となったが、この減少傾向が後退することなく、さらなる減少に向けて関係者一同が力を合わせ、取り組みを強化する必要がある」と弁。
 また、建災防千葉県支部役員事業場においては、「千葉県における建設業の名実ともにリーダーであり、安全管理の面においては他の業種を含め、県内事業場の『お手本』となっている」と評し、「皆さんの豊富な安全管理・災害防止の具体的手法が県内に浸透することにより、県内建設業の労働災害撲滅に一歩でも近づく」との見解を示した。
 最後に氏は、「千葉労働局としても、各労働基準監督署職員一同とともに、微力ではあるが最大限の協力をさせて頂きたい」と述べ、あいさつに代えた。
 【2010年安全祈願(香取神宮)出席者】
 〈行政〉
 ▽千葉秀木・千葉労働局長▽神田公司・同安全衛生課長▽米倉三千雄・同主任安全専門官▽小幡勝雄・成田労働基準監督署長
 〈建災防千葉県支部〉
 ▽石井良典・支部長▽尾頭博行・副支部長▽内山弘通・副支部長、山武分会長▽秋山 充(池田耕二副支部長代理)▽伊藤靖雄・千葉分会長▽石神信夫・京葉分会長▽吉田孝幸・柏分会長▽畔蒜 毅・海匝銚子分会長▽石村則忠・君津郡市分会長▽柴田一敏・安房分会長▽目羅暁生・長夷分会長▽前田泰弘・香取分会長▽萩原寛司・専務理事▽柳原秀穂・事務局▽牧野安子・同▽高橋豊子・同

提供:日刊建設タイムズ