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建設経済新聞社
2010/02/05

【京都】京都市立病院整備運営事業 鰍rPC京都と契約

 京都市はこのほど、京都市立病院整備運営事業ついて、株式会社SPC京都(中京区壬生坊城町12−13)と正式に契約したことを発表した。
 鰍rPC京都は、代表者のワタキューセイモア鰍中心に構成員の三菱商事梶A竃ヰカの3社で構成。主要協力企業として、鹿島建設梶A且R下設計、潟jチイ学館、潟Rモサ、鞄本ホスピタルサービスが参入している。
 同事業は、京都市中京区壬生東高田町1−2の市立病院内敷地3万4052uを対象に、事業契約日から18年2ヵ月後の40年3月31日(設計・建設3年6ヵ月)を事業期間とし、耐震性能や療養環境に課題がある北館を建替えると共に、既設本館の内装改修を行うもの。
 改修等の対象となる施設は、▽本館(改修)=SRC造地下1階地上7階建、延2万7514u、耐震構造▽新館(新築)=SRC造地下1階地上7階建、延2万0180u、免震構造▽職員宿舎=RC造地上5階建、延約1400u、単身者用60戸収容▽院内保育所=RC造地上2階建、延約400u―の4棟。
 同事業によって、感染症や救急・災害医療等の政策医療機能、がんや生活習慣病への高度医療機能、地域医療の支援機能の整備・拡充を目指す。
 主な機能としては、自治体病院として行うべき政策医療の充実を図るため、災害時の医療活動用スペースとなるホール、備蓄倉庫、ヘリポートの整備を行い、災害・大規模事故に対応できる機能を強化し、救命救急室を拡張し、手術室を増設。
 さらに「心臓・脳・血管病センター(仮称)」を設置し、京都市の中核病院としての機能の充実を図る。また緩和ケア病床の設置、医療機能の充実などを行う。
 加えて、新館の多床室の面積と個室の部屋数及び面積を拡大。新館、本館ともにデイルーム(談話室)の面談室を整備し、分かりやすいサイン計画、バリアフリーなどユニバーサルデザイン化など療養環境の向上を図る。