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日刊建設タイムズ社
2010/02/12

【千葉】一般会計1.53兆円で前年度と同規模/県予算 総計14.4%減、普建事業費1250億円で12.5%減

  県は10日、2010年度当初予算案を発表した。一般会計の規模は1兆5334億8300万円となり、「経済危機対策」を実施した前年度6月現計予算とほぼ同程度(前年度比▲0.5%)の規模となった。歳出では、国の公共事業関係予算が大幅に削減されたことや、直轄事業負担金の廃止に向けた見直しが進められたことなどから、投資的経費が大幅に減少している。また、特別会計(20会計)は6880億6000万円で前年度6月現計比36.2%減。公営企業会計(4会計)は2226億7900万円で同5.2%減。総計は2兆4442億2200万円で同14.4%減となった。一般会計のうち、普通建設事業費は1250億1600万円で同12.5%(178億1000万円)減となった。
 10年度当初予算は@新たな総合計画の基本理念である「くらし満足度日本一」の実現に向けた施策を実施することA国民体育大会・全国障害者スポーツ大会を県民総参加で成功させるとともに、これを契機として千葉県の魅力を県内外に発信し、観光客の増加や県産農林水産物の知名度向上につなげることB依然として厳しい経済・雇用情勢を踏まえ、10年度当初予算と09年度2月補正予算を一体的に編成することにより、切れ目のない経済・雇用対策を実施すること−を基本的な考え方として編成した。
 歳出のうち普通建設事業費は、国庫補助事業が大幅に抑制されたことなどにより約178億円の減。直轄事業負担金は、制度廃止に向け大幅な見直しがなされたことなどから約147億円の減となっている。このため、投資的経費全体では約328億円、18%の大幅な減となった。
 普通建設事業費の内訳は、補助事業が765億8700万円で15.1%減、単独事業は484億2900円で7.9%減。

提供:日刊建設タイムズ