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建通新聞社四国
2010/02/12

【香川】新年度に下部工着手 県の水月橋架け替え

 香川県河川砂防課は、河道の拡幅整備を推進している弘田川(多度津町)で、2010年度から水月橋架け替えを計画しており、10年度予算に建設に伴う下部工の事業費を要望している。上部工は次年度以降となるもよう。
 既存の水月橋は、1976年3月に竣工した延長15bの鋼H桁橋、1スパン。河川改修の河道拡幅に伴い架け替えられるもので、新橋の概要は約44b、幅員7b。下部工は場所打杭橋台2基、壁式橋脚(逆T式)1基。上部工はプレストレストコンクリートプレテンションホロー桁。場所は多度津町山階岡。設計は五星(三豊市)で3月26日までの期間で進めている。
 近年の弘田川改修事業では、特にネックとなっている多度津町山階のJR予讃線付近の支川反地川との合流地点から上流に、延長400bを当面の重点整備区間として4〜5年前から整備推進を図っている。拡幅幅員は41b。重点区間では支川との合流や線形不良、狭窄橋梁・堰が連続し、特にネックとなっている。
 区間内には鋼構造物として架け替えが済んだ町道橋の岡兵田橋、09年度建設中の取水堰、10年度から着工を目指す水月橋がある。
 護岸工については取水堰付近まで整備が進められており、5割強の進捗。
 弘田川の改修全体計画は、河口から甲山寺付近までの総延長8739b。うち弘田川が5060b、支川合計が3679bとなっており、重点整備区間より下流の区域は整備完了している。