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建設経済新聞社
2010/02/24

【滋賀】22年度当初予算案 普通建設事業費25億円(61.6%減)

 東近江市の22年度当初予算案は、一般会計395億5000万円で、対前年度(市長選に伴う6月肉付け補正後)比7・0%減。子ども手当を除くと実質は380億円を切り、同10%減となる。普通建設事業費は25億6093万5000円(同61・6%減)。特別・企業会計を合わせた総額は687億6689万5000円(同7・1%減)。3月1日に開会する市議会定例会に提出する。会期は24日まで。
 1月末に成立した国の第2次補正予算において、きめ細かなインフラ整備を支援する「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」が創設され、一般会計においては、同交付金を活用。幼稚園・保育園・学童保育所改修整備事業をはじめ、市単独道路改良事業や公営住宅改修事業等、総額約6億円を前倒しして21年度補正予算に計上した。
 湖東3幼稚園統合事業、学童保育所施設整備・運営事業、小・中学校施設整備事業は3月補正と連続した予算措置。南部学校給食センター整備設計監理に着手する。23年度建設、24年度に市内全小中学校および幼稚園の給食を実施する。幼・保問題については国の動向も見極めつつ、独自にも一体運営を検討。小中学校施設整備については景気浮揚の面から21年度会計で前倒し補正措置をしたので、22年度予算では残事業額と23年度実施予定の施設整備設計等を措置。学童保育所については改築2・増築2・改修1と積極的な予算措置とした。
 また、地球温暖化対策事業では、緑の分権改革にかかる予算を21年度補正措置(22年度へ繰越して実施)。太陽光発電支援、電動自動車の配置など。このほか、電子入札制度の導入(県内市町初の試行)、新たな都市計画道路に着手、本庁舎耐震化・大規模改造基礎調査に着手する。
 当初予算案の主な事業は次の通り(▼…新規/●…拡充)。
 ◆一般会計◆
○1万円未満は四捨五入
▼電子入札システム導入事業=222万円
※23年4月本格実施
▼庁舎耐震化等施設整備事業=120万円
※庁舎耐震化等施設整備調査委託料
▼企画調整事業=504万円
※24年度以降の後期基本計画の策定
●地球温暖化対策推進事業=2100万円
※住宅用太陽光発電の設置補助
▽住宅管理事業=3514万円
※公営住宅等長寿命化計画の策定
●地域医療対策事業=3528万円
※東近江市立病院等整備計画を策定
●幼稚園施設整備事業=1230万円
※老朽化した遊具の改修、学校給食センター開設に向け給食受け入れに必要な改修事業ほか
●公立保育所施設整備事業=1609万円
※老朽化した遊具の改修ほか
●民間保育所施設整備支援事業=1110万円
※老朽化した遊具の改修事業を補助
●学童保育所施設整備事業=4682万円
※「愛東南こどもの家」と「能登川南第二こどもの家」を整備
●中学校施設整備事業=1億0787万円
※「愛東中学校校舎耐震補強・大規模改修」、学校給食センター開設に向け給食受け入れに必要な改修事業ほか
●小学校施設整備事業=6億7977万円
※「八日市西小学校校舎及び体育館耐震補強・大規模改造事業」「湖東第一小学校校舎及び体育館耐震補強・大規模改造事業」、学校給食センター開設に向け給食受け入れに必要な改修事業ほか
●学校給食センター整備事業=1422万円
※24年度供用開始を目指し「(仮称)南部学校給食センター」の整備
●伝統的建造物群保存事業=1593万円
※保存修理
▽公園緑地整備事業=1億2245万円
※22年10月竣工を目指し、布引運動公園を整備
▽鳥獣対策事業=4785万円
※農地侵入防止柵の設置ほか
●インターチェンジ設置推進事業=140万円
※「(仮称)蒲生インターチェンジ」及び「(仮称)湖東三山インターチェンジ」の設置を推進
▽道路新設改良事業=4億3439万円
※道路の新設や現道の拡幅、八日市南小学校の分離新設事業に伴う通学路の整備
▽街路事業=2億2235万円
※前同
●都市計画整備推進事業=2379万円
※整備未着手の都市計画道路の見直し
●景観形成事業=236万円
※景観計画と景観条例の策定・制定ほか
▽地籍調査事業=927万円
※3地区
 ◆特別会計◆
 【簡易水道事業】
▽施設管理費=7337万4000円
▽施設整備費=2017万円
 【下水道事業】
▽管渠管理費=5億3078万4000円
▽管渠築造費=12億1018万6000円
 【農業集落排水事業】
▽施設管理費=5億4940万8000円
 ◆企業会計◆
 【水道事業】
▽収益的支出=21億1318万2000円
▽資本的支出=5億3517万1000円
 【病院事業】
▽収益的支出=32億9219万1000円
▽資本的支出=2億4725万1000円