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　本紙調査によると、２０１０年１月の県下公共工事契約高は１５２０件で、総額が２４４億８５９８万円となった。前年同期比では件数が１％減少したものの、金額は８・４％増と２カ月連続で増加した。静岡県の発注金額が前年同月比７・５％増の81億６４６７万円となり、４カ月ぶりに増加に転じた。沼津、島田土木で発注件数が１００件を超えたほか、各土木事務所や農林事務所なども発注件数を伸ばした。
　１月の１億円以上の物件は43件で、99億１６７６万円。契約額は全体の40・５％を占めた。
　４月からの年度累計は、件数が前年同期比で２・９％増の１万６２０３件、金額が18％増の３８５８億５４０１万円。
　発注機関別では、国・公団等関係が65件で４０億２５５４万円。前年同月と比べて件数は27・５％増だったが、契約金額は３・９％下回った。
　発注額上位は９件で16億６８８５万円を発注した浜松河川国道がトップ。静岡国道（７億７２２４万円）、富士砂防（４億１８９４万円）と続く。
　１月の１億円以上の物件は16件で、32億４１００万円。最高額は中日本高速道路沼津工事が発注した「第二東名沼津標識」の３億円だった。契約額は国・公団等関係全体の80・５％を占めた。
　県関係は、件数が７４９件で前年同月と比べて18・７％減少したものの、契約額は７・５％増の81億６４６７万円を確保した。10月から３カ月連続で前年同期の契約額を割り込んでいたが、４カ月ぶりに持ち直す結果となった。
　発注機関別では、１３６件を発注した島田土木（21億７５６５万円）がトップ。１２３件発注の沼津土木（16億５７８３万円）、50件発注の静岡土木（７億６０６７万円）が続く。
　１億円以上の物件は２件で、７億９６００万円。県関係全体契約額の９・７％に相当する。
　市町関係を見ると、件数が前年同月比で６・２％増の７０６件、金額は13・９％増の１２２億９５７７万円を発注した。
　市町関係の発注額上位は、１２９件で43億４５９１万円を発注した静岡市が２カ月連続でトップに立った。浜松市は99件で22億６５５０万円を発注した。
　１億円以上の工事は25件で、金額は58億７９７６万円。市町関係の全体契約額の47・８％を占める。
【詳細は月刊建設データ１月号に掲載】　
　　
建通新聞社　静岡支社