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建通新聞社(中部)
2010/03/01

【愛知】設計者に大建設計を特定/名古屋市中央卸売市場 塩干仲卸売場棟

 名古屋市住宅都市局は、「中央卸売市場本場塩干棟仲卸売場棟整備」の基本設計者を決める公募型プロポーザルで選定を行った結果、応募5者の中から大建設計名古屋事務所(名古屋市中区)を設計候補者として特定した。3月に契約を結ぶ見通しだ。
 14年度の完成を目指し、10年10月下旬までに基本設計を終え、11年度に実施設計を行い、後半には工事に着手する予定だ。
 中央卸売市場本場は1949年の開設で、施設が老朽化しているため耐震改修を行い、狭い部分を改善して物流の効率化を図ること、また品質管理の高度化を図りより低温化することを目的に計画的に整備が進められている。すでに中央管理棟、関連業務棟、青果棟、水産太物棟の建て替えが完了しており、塩干棟と廃棄物処理棟の改築が残されている。塩干棟は3棟で構成されており、今回の委託業務では、そのうちの東側の棟と中央の棟の2棟の設計を行う。東側の棟と中央の棟のスロープ部分についてはすでに設計を終えている。中央の塩干卸売場棟は、老朽化や耐震上改修に必要があるため塩干仲卸売場棟に改修し、西側の現在の塩干仲卸売場棟は取り壊した後、建て替えを行う。
 改修の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て延べ約1万0220平方b。建て替えの規模は鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造平屋約5000平方b。建設地は熱田区川並町2ノ22で、敷地面積は約17万平方b。改修・建て替え地の地下には地下鉄が通っているため、今回の委託には地盤調査や地下鉄軌道測量調査も含まれるほか、設備の基本計画も含んでいる。委託期間は2010年10月下旬まで。