トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2010/03/05

【千葉】県立学校耐震化等に事業費13.7億円/千葉県教育庁2月補正 7高校で耐震補強、17校で大規模改修

  県教育庁は、2月補正予算で「地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業」として、県立学校施設整備事業に13億7300万円、社会教育・体育施設整備事業に2億8800万円の事業費をそれぞれ計上した。県立学校施設整備事業の内訳は@県立学校耐震化推進事業6億2400万円A県立学校大規模改修事業6億5000万円B一般整備事業5000万円C高校再編事業4900万円。
 また、社会教育・体育施設整備事業では、施設の老朽化に伴う少年自然の家の空調設備や総合スポーツセンターの庭球場観客席の改修、国際総合水泳場の競泳システム等の設備整備などを実施する。 
 学校の耐震化推進事業では、県立高校7校の耐震補強工事と県立高校22校・22棟の設計を実施する。耐震化工事の実施校と対象施設は、船橋高校管理棟、市川工業高校教室棟、銚子商業高校普通教室棟、東金商業高校管理特別教室棟、国分高校体育館、佐倉東高校体育館、野田中央高校体育館。
 県立学校大規模改修事業は、校舎の外壁改修工事、トイレ改修工事、エレベーター設置工事を実施する予定。実施校は17校で、内訳は外壁改修12校、トイレ改修3校、エレベーター設置2校。実施校は今後、絞り込む。
 また一般整備では、県立学校の安全対策事業として野球場の防球ネット・防砂ネット改修と天井ネット新設工事を実施する。学校は防球ネット・防砂ネット改修が3校、天井ネット新設が2校。
 高校再編事業では、松戸秋山高校の介護実習室整備と袖ケ浦高校の第二コンピュータ室整備を実施する。
 松戸秋山高校は11年度に松戸矢切高校(松戸市中矢切54)と統合する。校舎は松戸秋山高校の校舎を使用し、松戸矢切高校の福祉教養科を松戸秋山高校に新たに設置する。このため、秋山高校の普通教室1階を改修し、松戸矢切高校の介護実習室などを整備する。面積は介護実習室が121u、和室・入浴室が52u、講義室が88u。実施設計は竹江設計事務所(鎌ヶ谷西佐津間1−18−1)が担当。
 一方、袖ケ浦高校の改修は、同校に新たに情報学科を新設するため、管理特別教室棟と普通教室棟の2棟を改修する。管理特別教室棟は4階部分の視聴覚室と準備室をコンピュータ室とコンピュータ準備室に改修し、普通教室棟は3階部分を情報実習室に改修する。面積は、コンピュータ室が延べ約144u、コンピュータ準備室が延べ約36u、情報実習室が延べ約65u。情報学科は11年度に新設する予定で、それまでに整備を完了させる。実施設計はU建築設計事務所(木更津市木更津3−1−2−303)が担当。
 このほか補正予算では、新たに安房博物館活性化事業として2億6500万円を計上した。昨年4月に館山市に移譲した旧県立安房博物館の活性化を図るため、館山市が建設する「(仮称)海辺の広場」の建設費を負担する。
提供:日刊建設タイムズ