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建通新聞社四国
2010/03/05

【徳島】上期発注目指す 県立みなと高等学園新築

 徳島県は、2010年度当初予算案に高等養護学校「みなと高等学園」の整備に伴う事業費2億4754万円を計上した。新年度は校舎と体育館の新築に着手する予定で、早ければ上半期中の発注を目指す見通し。
 同学園は、高等学校段階の病弱な生徒や発達障害、軽度知的障害を持つ生徒を受け入れる高等養護学校。10年度の着工を計画している新校舎と体育館のほか、建設地となっている徳島赤十字病院跡地に残る旧病院5号棟を日本赤十字社から譲り受け、同校の一部や発達障害者支援センターなどが入るハナミズキ棟(仮称)として改修する。
 新校舎の計画規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2250平方b。普通教室を中心に整備し、生徒数は1学年30人程度。病弱を伴う発達障害の生徒を対象とした商業ビジネスと情報デザイン学科、軽度知的障害を伴う発達障害の生徒などを対象とした生産サービス、流通システム学科の4学科を設置。体育館も整備する。
 旧日赤病院5号棟を改修するハナミズキ棟の整備は、11年度の着手を予定。既存施設は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ5133平方b。2階を同学園の特別教室とするほか、3階に同学園施設と発達障害者支援センターを整備、1階に乳児院を設ける発達障害者支援センターは、現在、あさひ学園(徳島市国府町)にざん定設置している施設を移転する計画。
 基本・実施設計は山田設計(三好市)が、地質調査は四国ボーリング工業(美馬市)が担当。12年4月の開校を目指す。