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建設経済新聞社
2010/03/09

【京都】地域のことは地域が決める 淀川水系流域自治体会議発足へ 関係18市町村と諸課題を検討

準備会に集まった淀川流域18自治体
 淀川水系の市町村が集まり、京都府と流域のさまざまな課題等について、独自に協働して検討を行い、意見集約や意思統一を図る「京都府(淀川水系)流域自治体会議」の準備会が6日、京都府公館・レセプションホールで開かれた。会には京都府の山田啓二知事を始め、18自治体の首長(一部代理出席)が参集し、自治体会議の発足を了承すると共に、要望など意見交換を行なった。こんご、22年度は1〜2回(春と秋に予定)首長会議と、府および市町村の部課長クラスで構成する幹事会を開催。また河川別の課題などを検討・整理する3つの流域WGを必要に応じて開催して行くことになった。
 冒頭、主催者を代表して山田知事は、昨年出された近畿地方整備局の流域整備計画を例に取り、「私たちの意見や想いと全く違う場所で検討された」として、「本来であれば、私たち地方公共団体が意思統一して意見をまとめ、国に対して『こうあるべきだ』ということを言って、そこから物事が始まるべき」と、地域のことは地域で決めることの大切さに言及。また、滋賀や大阪など4府県の意見統一にも触れ「関係する自治体が大変多く、この問題ほど利害が錯綜する問題はない」。このため「まず、京都としての考え方を、しっかり持っておく必要がある」と設立の趣旨を説明。「忌憚のない意見を展開し、これからの河川行政のモデルとなるような、京都府ならではの取組みとしていきたい」と協力を呼びかけた。
 引き続き、出席した各自治体から意見が出され、流域の関係自治体が集まり自治体会議を結成することに対し「素晴らしい発想だと思う」、「府民のためにも有意義になるのではないか」など会議の設置については賛同の意見が寄せられたが、「治水だけでなく、並行して他の事業も進めてもらいたい」、「上・中・下流をバランスよくしていただきたい」など個別意見や要望も出され、こんごの会議で検討していくことになった。
 なお、府が市町村と検討していくテーマとして次の例が示され、各市町村から意見を徴集し整理していく予定だ。
◎河川改修に関する事項
▽桂川=段階的な河川整備の進め方など
▽宇治川=内水対策や堤防強化範囲の拡大など
▽木津川=堤防強化の効果的な進め方や内水対策など
▽その他=三川合流部の掘削の実施
◎まちづくり、防災、環境などに関する事項
▽水災害に備えたソフト対策の検討=避難判断基準の策定、実効的な避難行動計画の策定
▽まちづくりに資する河川利用の検討=河川公共空間の利活用に関する検討、三川合流地域を核とした地域連携
▽自然環境等の保全再生の検討=ワンド再生による固有種の保全、環境学習
▽水環境の保全再生・総合的な治水対策の検討=雨水貯留浸透施設の設置等の検討、流域貯留による治水対策