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建通新聞社四国
2010/03/12

【徳島】旧樋門撤去など新年度に実施 県の飯尾川内水対策

 徳島県は、飯尾川の総合内水対策緊急事業に伴い2010年度当初予算案に前年度当初比50%増となる事業費9億円を計上した。河道改修や09年度に発注した飯尾川第二樋門の改築を進めるほか、同樋門の整備に伴う現施設の撤去を予定している。
 撤去を予定している現樋門は、幅6b×高さ5・8bが4門。現在、製作を進めている新樋門の設置を見ながら渇水期の撤去となるため、第3または第4四半期の発注を見込んでいる。
 新樋門は、幅7・45b×高さ5・6bの鋼製ローラーゲートが4門。10年度末までの工期で整備を進めている。施工場所は徳島市春日町。
 同総合内水対策緊急事業は、深刻な内水被害を緊急的に軽減するため、河川管理者と地方公共団体等が共同で、ハード・ソフト一体の事業を実施するもの。06年度から総事業費35億円で採択され、国・県が事業を進めていた。
 国の床上浸水対策特別緊急事業では、08年度に角ノ瀬排水機場(徳島市国府町)が完成。県では、飯尾川第二樋門に係る工事のほか、10年度も継続して上流部の河道改修を予定している。