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　香川県農村整備課は、中山間地域の基盤を総合的に整備する県営中山間地域総合整備事業に２０１０年度、９億６７００万円をかけて中讃南部地区（まんのう町）など４地区で用排水路工や農道整備などの整備推進を図るほか、さぬき南部地区（さぬき市）に新規着手する。整備地区は中讃南部地区のほか、詫間・仁尾地区（三豊市）、内海地区（小豆島町）、塩江地区、さぬき南部地区。
　中讃南部地区の10年度事業内容は、用排水路１４５�b、農道整備１００�b、ほ場整備補完工、集落道２３０�b、ため池１カ所。事業費は３億５６００万円。同地区は03年度から11年度の事業完了を目指し、総事業費30億９０００万円、受益面積３２５・９�fで整備を進めている。
　詫間・仁尾地区は、農道整備１００�b、ほ場整備換地一式、ため池１カ所、活性化施設１棟。事業費は１億５７００万円。同地区は04年度から10年度の事業完了を目指し、総事業費16億６０００万円、受益面積１３５・１�fで整備を進めている。
　内海地区は、用排水路の測量設計、農道整備６１０�b、集落道３００�b。事業費は２億６２００万円。同地区は05年度から11年度の事業完了を目指し、総事業費11億２０００万円、受益面積65�fで整備を進めている。
　塩江地区は、ほ場整備補完工、集落排水路２１３�b。事業費は４２００万円。同地区は07年度から11年度の事業完了を目指し、総事業費６億５０００万円で整備を進めている。
　さぬき南部地区は、事業費１億４９００万円をかけて用排水路（開水路）、用水路（パイプ）、ほ場整備、ため池、鳥獣進入防止施設などの測量設計を行う。同地区は３５７�fを受益面積とし10年度から15年度までの６カ年計画、総事業費20億０８００万円を見込む。
　全体整備計画は、農業用排水路が23路線総延長６６１０�b、パイプラインが７路線、ほ場整備が８カ所で30�f、ため池整備が15池、鳥獣進入防止フェンス設置が１１４・９�f、生態系保全のための管理道整備が１カ所となっている。
　県営中山間地域総合整備事業は、中山間地域において地域の活性化と県土の均衡ある発展を図るため、各種生産基盤や生活環境基盤などの総合的な整備を実施するもの。