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建通新聞社四国
2010/04/06

【香川】今月中旬から電子閲覧 県の土木工事設計図書

 香川県土木部は、4月中旬から土木工事の積算に必要な設計図書の電子閲覧を始める。これにより従来、指名通知や一般競争入札の公示後に各土木事務所や香川県建設技術センターで行っていた貸し出しや交付がインターネット上で行え、入札参加者の負担が大幅に軽減される。
 設計図書の電子閲覧は、2009年4月から測量などの業務委託で始められていたが、工事については設計図書の容量が大きいため、検討が進められていた。
 今回、電子閲覧となる対象案件は、土木部が発注する土木工事で、4月中旬からの指名通知や入札公示から実施される。
 電子入札システムの中に閲覧用ファイルが添付されダウンロードして電子閲覧図書を取得する。掲載個所は「調達案件概要」と「入札情報システム」の2カ所のうち案件ごとに分かれる。
 電子化により従来の紙面での販売や貸し出しは原則としてなくなる(閲覧は従来通り)。
 電子閲覧となる内容は@金抜内訳書A図面B数量計算書Cそのほか積算に必要な資料D図面に関する注意文書E入札者提出用内訳書雛型。
 従来、設計図書は指名通知後、設計図書の貸し出しを受けるため、出先事務所に赴き、予約・貸出・返却など2〜3回の訪問が必要だったほか、一般競争入札案件については高松市多肥上町の香川県建設技術センターでの交付を受ける必要があった。
 電子化により入札参加者は、出先事務所やセンターへ赴く必要がなくなり効率化が図られる。また発注者の県土木部としても設計図書の貸し出し期間の削減が図られ、入札手続期間の短縮化につながる。