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建通新聞社四国
2010/04/09

【徳島】本年度に基本設計など着手 徳島市立図書館移転拡充

 徳島市は、市立図書館移転拡充を計画しており、2010年度に事業計画策定と基本設計に着手する。計画策定に向けては、第1回目の市民会議を4月下旬にも開催する予定で調整を進めている。今後、建物改修などを行い12年度中のオープンを目指す。
 移転先は、徳島駅前のアミコビルの5・6階スペース約3000平方bで書庫、閲覧室などのスペースを設置。隣接するそごう徳島店とアミコビル6階が壁で塞がれているため、新たに通路を設けるなど改修も予定している。
 現図書館(徳島町城内)は、中央公民館内にあり、2、3階と4階の一部で延べ床面積は約1040平方b、1981年5月に開館。建築から29年が経過し、老朽化も進んでおり、狭あいであることから、これまでの図書館協議会でも移転などが議題にもあがっていた。また、全国の県庁所在都市にある市立図書館の延べ床面積と比較しても狭小であるため、移転拡充が計画された。
 市民会議については、学識経験者、教育・図書館関係者、関係団体代表、公募による市民などを含め12人以内で構成する予定。現在、公募による市民2人程度を4月15日まで募集中。幅広い市民ニーズに対応した魅力的な図書館づくりを推進するため市民会議を開催し、施設機能、サービス、運営面などを協議。計画に反映させ、10年度末までにまとめる。また、移転先のアミコビル内には、シビックセンター、消費生活センター、女性センターなど市有施設もあることから図書館との連携も視野に入れ整備を進めて行きたい考え。