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建設経済新聞社
2010/04/19

【滋賀】平和祈念館の整備プラン作成調査 CDIを受託予定者に選定 22年度にも施設改修設計を発注へ

 滋賀県健康福祉部は、公募型プロポーザルを行っていた「平和祈念館(仮称)整備プラン作成調査業務」について審査の結果、最優秀提案者に潟Vィー・ディー・アイ(京都市上京区)を選定した。同業務の受託予定者として現在、随意契約による手続きを進めている。委託料の上限額は250万円(税込)。委託期間は22年8月31日まで。
 同プロポーザルには▽潟Vィー・ディー・アイ(京都市上京区)▽潟tジヤ京都支店(京都市中京区)−の2社が参加した。
 平和祈念館(仮称)は、県民の戦争体験を風化させず、次代を担う子どもたちにこれを伝え、広く県民が戦争の悲惨さと平和の尊さを学び、平和を願う心を育むための拠点として計画。東近江市から候補施設として推薦のあった既存の「東近江市愛東支所」(東近江市下中野町431)を活用して整備する。愛東支所の施設規模はRC造2階建、延3107・14u(1階1736・30u、2階1370・84u)。昭和62年6月建築。平成15年9月バリアフリー化改修工事済。駐車可能台数113台。
 整備にあたっては、学識経験者や教育関係者、関係団体、地元まちづくり団体等が参画する「平和祈念館(仮称)整備プラン検討会議」の意見を踏まえ、具体的な整備プランを作成し、それをもとに施設改修の設計を行う予定。整備プラン作成調査業務は、21年度中に2回開催した検討会議での意見および22年7月までに開催する予定である第3回・第4回の検討会議における意見を踏まえて、8月末までに整備プランをとりまとめるとともに、施設改修設計および開設に向けた必要な事項を検討するために実施する。
 委託業務内容は、整備プラン(案)の作成(▽事業計画=施設や、地域・学校に向けた具体的な事業展開方策/地域の環境学習や、まちづくり方策との連携方策▽施設整備計画=施設内の部屋配置/室内の設備・備品等の配置/内装デザイン▽管理運営計画=地元の協力による施設運営/事業展開へのボランティアの参画方法)のほか、収蔵資料等の展示方法の検討、施設利用者毎の利用展開例の検討、施設の部屋および設備・備品等の配置平面図の作成、施設のイメージスケッチの作成(エントランス・ロビー風景、学習コーナー風景など)、開館前後の事業展開(案)の検討、概算整備事業費および概算運営・維持管理費の検討、検討会議の運営補助。
 整備プラン作成後、補正予算対応により、22年度に施設改修設計を発注したい意向だ。対象施設である東近江市愛東支所は22年度まで使用されることから、施設改修工事は23年度になるとみられる。