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建通新聞社四国
2010/04/23

【徳島】熊谷第4堰堤で調査設計着手 四国山地砂防

 国土交通省四国山地砂防事務所は、直轄砂防事業で2010年度から新規個所として熊谷第4堰堤の調査設計に着手する。このほか、和田谷堰堤群、川崎床固工などの整備を順次、進める。直轄地すべり対策事業では、善徳集水井(その1)を5月ごろに公告する予定。
 新規着手する熊谷第4堰堤のうち本堤工の計画規模は、堤長70b、堤高14・5b。10年度は、管理用道路の調査設計を外注、11年度からの工事着手を計画している。場所は三好市東祖谷釣井地先。
 和田谷堰堤群では、用地調整がつき次第、7月ごろに公告する予定。和田谷堰堤群は、和田谷堰堤と田岡谷堰堤で構成。10年度から3カ年での整備を計画している。10年度には、管理用道路(延長100b)と和田谷堰堤の一部堰堤工(約1000立方b)、11年度には、残る和田谷堰堤の堰堤工と田岡谷堰堤の一部堰堤工、12年度に残る田岡谷堰堤工を予定。和田谷堰堤は、堤長43b、堤高13b、堤体積2000立方b、鋼製スリット33d。田岡谷堰堤は、堤長52b、堤高14・5b、堤体積2300立方b、鋼製スリット47d。場所は三好市東祖谷和田地先。
 善徳集水井(その1)の概要は、集水井2基(延長22b、延長33b)と集水排水ボーリング(約700b)。同地区(その2)(その3)も用地調整のめどがつけば10年度中に整備する計画。
 同事務所の10年度当初予算は、直轄砂防・地すべり対策事業で前年度比3・6%減の48億2040万円。徳島県関係では、直轄砂防事業に10億9400万円(5・6%減)、直轄地すべり対策事業に5億3900万円(4・4%減)を計上している。