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建通新聞社(静岡)
2010/05/14

【静岡】県=10年度営繕関係設備工事 86%を上半期発注  制限付きは23件

 静岡県経営管理部設備課は、2010年度に営繕関係の設備関係で36件の発注を予定している。内訳は、電気工事が17件、管工事が18件、機械器具設置工事が1件。全件数の86%に当たる19件で上半期発注を計画しており、09年度と同様、県の前倒し発注の傾向が鮮明となった。
 設備工事の総発注予定件数は、09年度当初(68件)と比べて48・5%減。県が打ち出している「新築よりも耐震改修」という整備方針通り、耐震補強関連の設備工事が全体の40%に当たる14件を占めた。
 入札方式は23件が制限付き一般競争で、残る13件が指名競争。
 入札予定時期は第1四半期が19件、第2四半期が12件となり、設備工事の86%が上半期中発注となる。第3四半期は7件、第4四半期は1件の発注を予定している。
 工種別では、機械設備や衛生などの管工事が18件と最多。次いで電気が17件。機械器具設置が1件の発注を計画しており、電気通信、さく井などの発注は予定していない。
 主な案件の概要を見ると、富士宮東高校(富士宮市小泉1234)の校舎5棟の耐震補強に伴う電気・機械設備工事を計画。昇降所棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ613平方b)、生活館(鉄筋コンクリート造平屋527平方b)、渡り廊下棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ534平方b)、調理室(鉄骨造2階建て延べ252平方b)などの設備改修工事を第1四半期に発注する。
 田方農業高校(函南町塚本961)では、構内の幹線電力設備の改修を計画。1968〜70年に建設された同校実習棟(鉄筋コンクリート造4階建て)内の既存動力変圧器を100kVAから150kVAに更新するほか、既存の仮設幹線を改修する。第2四半期にも制限付き一般競争で公告する。

建通新聞社 静岡支社