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建通新聞社四国
2010/05/18

【香川】一両日中に参加要項 大束川浄化センター改築設備

 香川県下水道課は、大束川浄化センター改築の機械設備と電気設備を技術提案型の総合評価方式で入札するため、一両日中に一般競争入札に伴う参加資格要項を発表する。整備は2010・11年度の2カ年で汚泥濃縮タンクの掻寄機1基と脱水機設備2基を更新する。事業費は10年度予算と11年度の債務負担行為額を合わせて7億3000万円余りを確保している。
 大束川浄化センターは、1985年4月からの供用開始後、流入量の増加に伴い順次、処理施設を増設して2002年に現処理能力となっている。02年度からは老朽化などにより機能の維持が困難となった設備について計画的な改築事業を進めている。
 現在までに第1期(02・03年度)と第2期(04〜08年度)で主に当初供用2池分の水処理施設の改築を日本下水道事業団に委託して整備している。10年度から始まる第3期改築事業は県が主体となり、15年度までの6カ年で汚泥処理施設の更新に取り組む。当面は2カ年で汚泥濃縮タンクの掻寄機と脱水機設備2基を更新する。
 内容は汚泥濃縮タンク2槽のうち1槽の掻寄機を更新するほか、脱水機設備のベルトプレス脱水機2基をスクリュープレス脱水機2基に更新する。
 6カ年の改築全体計画は濃縮槽設備が機械・電気・土木施設、脱水機設備が機械・電気・建築設備、汚泥処理高圧受変電設備のほか汚泥処理棟内の監視制御設備を管理棟に移設し、中央監視制御設備とする。処理能力は2万7740立方b/日。詳細設計は東京設計事務所高松事務所(高松市)が担当した。場所は宇多津町吉田。
 同センターでは、大束川流域の丸亀市、坂出市、宇多津町、綾川町を対象に水処理を行っている。