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北海道建設新聞社
2010/05/26

【北海道】琴似4・2地区再開発、104億円投じ40階建て住宅棟など

 琴似4・2地区第一種市街地再開発事業個人施行者(札幌市西区琴似1条1丁目7の1、宮坂文範代表)は25日、札幌市から事業認可を受けた。総事業費104億円を投入し、40階建て延べ3万1000m²に上る住宅棟のほか、商業棟などを建設する計画。早ければ7月にも既存建物の解体や道路整備に着手し、年度内の本体着工を目指す。
 JR琴似駅周辺を対象に1991年度から5地区で連続して進めてきた再開発事業で最後の計画エリア。対象区域は琴似4条1・2丁目地区の面積約1・6haで、地権者ら3人が共同で事業を施行する。
 施設規模は、住宅棟が40階建ての延べ約3万1000m²で約240戸を供給する。商業棟はS造、3階、延べ約1万2000m²。1―2階が食料品スーパーを中心とした店舗、3階と屋上が駐車場となる。
 このほか、琴似発寒川沿いの敷地に連合町内会などが利用する約200m²の集会場も建設する計画だ。
 また、住宅棟、商業棟とも、桑園・発寒通を挟んで隣接する複合施設「コルテナT」と2階部分を空中歩廊で結び、既存施設の空中歩廊と併せてJR琴似駅と連絡する。空中歩廊は160m程度整備され、全長で約1`となる。
 今後のスケジュールでは、権利変換計画の作成に着手し、6月末の認可を目指す。併せて事業協力者や工事施工者を選定。早ければ、7月にも8件ある既存住宅の解体や道路整備に取り掛かる見通しで、年度内の本体着工に向けた準備を進める。
 完成は2013年夏を予定している。