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日本工業経済新聞社(茨城)
2010/05/29

【茨城】国道125号BPは年度内供用へ 県議会土木委員会が管内調査を実施 県土浦土木

 県議会土木委員会(森田悦男委員長)による県土浦土木事務所(立藏義明技監兼所長)の管内調査が27日に実施された。都市計画道路土浦新治線の(仮称)若松跨道橋などを現地調査したほか、同事務所から事業進捗を聞き、さらに管内5市から道路整備などの促進要望を受けた。事務所の主要事業は6事業で、今年度は国道125号つくばバイパスや国道354号土浦バイパスのほか、西谷田川の河川改修などを進めていく方針。管内5市の要望では、都市計画道路宍塚大岩田線の整備促進(土浦市)などが要望された。
 
 調査会議では、立藏所長が「地域間の連携強化を図るための交通ネットワークの形成を進めるとともに、河川整備や生活道路の交通安全対策を進め、地域住民の安心安全に暮らせるまちづくりを進めている」とあいさつ。
 森田委員長が「圏央道やつくばエクスプレスに関連した各種整備事業の推進のほか、渋滞緩和や河川整備など生活基盤整備を着実に進める必要がある。地域の皆さまの期待に応えられるよう、事業を推進していただきたい」と述べた。
 事務所の事業費は、国補県単を合わせた工事費が80億1218万7000円で、工事箇所が172カ所。また、前年度からの繰越分が国補県単を合わせて39億4556万6000円で84カ所となっている。
 主要事業としては6事業を設定。国道125号つくばバイパス、国道354号土浦バイパス、国道354号(都市計画道路土浦新治線)街路の3路線では改良事業を実施していく。
 このうち国道125号つくばバイパス道路改良事業は、平成21年度末での進捗率68%。今年度は道路改良舗装工事を延長1360mにおいて行い、筑西つくば線バイパスの整備と合わせ、年度内の供用開始を目指す。これにより筑波山へのアクセス向上が見込まれる。
 国道354号土浦バイパスは、全体延長約4qで計画し、昨年度末までの事業進捗率は68%。今年度は引き続き用地取得、道路改良舗装工事を進め、年度内の暫定供用を目指す。
 都市計画道路土浦新治線街路改良事業では、今年度内の暫定供用に向けて街路改良舗装工事を行う。
 このほか、今年度着工に向けて準備を進める(仮)八郷新治線(朝日トンネル)整備事業のほか、石岡・小美玉地区スマートIC整備事業、一級河川西谷田川の広域基幹河川改修事業を順次進めていく。
 管内市町村を代表してあいさつに立った中川清土浦市長は「新しい市街地の形成、都市基盤のさらなる充実など、管内各地における行政需要はますます多様化かつ増大している。今後とも地域整備への協力をお願いしたい」とあいさつ。
 その後管内5市が県へ基盤整備の促進をそれぞれ要望した。


提供:日本工業経済新聞