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建設経済新聞社
2010/06/04

【滋賀】6月補正予算案 支所移転先改修工事など

 東近江市は、4日に開会する6月定例市議会に、一般会計2億7088万円の補正予算案などを提出する。会期は25日まで。
 補正の主なものは、愛東支所及び永源寺支所の移転に伴う設計、改修工事等に7190万円を計上。
 行財政改革の一環として市では、現・愛東支所に滋賀県の平和祈念館を誘致し、近接する愛東福祉センター「じゅぴあ」へ支所を移転する。22年度中に「じゅぴあ」の一部を改修し、機能維持を図るため、その設計、改修工事が必要となった。
 一方、現・永源寺支所については、経年老朽から支所の機能保全と、「公の施設のあり方」での検討を踏まえ、公共施設の有効活用のため、近接している永源寺地域産業振興会館へ支所を移転するもので、それに伴う設計、改修工事が必要となった。
 愛東支所・永源寺支所いずれも、支所独立設置と、福祉センター・地域産業振興会館との併設の費用対効果からみて、大きな経費の削減が図れるとしている。
 このほか議会には、風景づくり条例の制定について議決を求める。景観形成に関する各種の自主施策や、景観計画の策定、建築行為等の制限等、景観法の条例委任事項を定める。7月1日から一部施行し、滋賀県の同意を得て景観行政団体となれば、10月1日を目途に全面施行。市独自の景観行政を推進するため、23年1月を目標に景観法に基づく景観計画を策定し、施行する予定。
 補正額の主な内容は次の通り。
 ◆一般会計◆
 【総務費】
▽土地購入費=3980万円
※近畿労働金庫八日市支店跡地
▽支所移転先改修工事等=7190万円
※(永源寺・愛東)設計監理委託料300万円、支所等改修工事5500万円、移転補償金1390万円
▽緑の分権改革推進事業=510万円
※緑の分権改革推進業務委託料451万5000円
▽地球温暖化対策推進事業=406万円
※緑のエコポイント推進事業委託料106万円、エコ住宅推進事業補助金300万円
 【民生費】
▽高齢者福祉施設等整備費補助金=2916万6000円
※グループホーム整備等
 【農林水産業費】
▽経営体育成事業補助金=4759万7000円
※農機具等購入助成
 【土木費】
▽緊急雇用創出特別対策事業=1709万6000円
※地形図等整備業務委託料
▽街路事業=3000万円
※能登川垣見隧道設計委託料
 【教育費】
▽特別支援事業=249万9000円
※(通級指導教室開設)庁用器具費100万円、教育用機械器具費100万円