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建通新聞社四国
2010/06/04

【徳島】徳島空港線西延伸に新規着手 県

 徳島県は、2010年度から緊急地方道路整備事業として主要地方道徳島空港線を西に延伸し四国横断自動車道と接続する道路整備に新規着手する。10年度の事業費は3000万円を充てる予定で今後、地元説明を行い、調査・測量・設計などを進めていく計画。整備には、10年度に創設された社会資本整備総合交付金を活用。4月にリニューアルした徳島阿波おどり空港と横断道を直接結ぶことにより、アクセス機能の強化を図る。
 全体計画では、国道11号のある松茂町中喜来から横断道と接続する同町長岸までの総延長1300b。幅員は、車道部6・5b、歩道部7b、路肩1・5bの全幅15b。現地は、主に田・畑が点在している部分が多く、道路新設が中心となる。構造物として旧吉野川に架かる橋梁1基の整備も予定している。
 県では、横断道と接続する部分にパーキングエリアを整備し、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用のスマートインターチェンジを併設する形で連結できるよう国に要望している。
 同線は、沿線地域の生活道路であるとともに、空港へのアクセス道路としての役割を担う幹線道路。現在、整備を進めている四国横断自動車道鳴門ジャンクション〜徳島インターチェンジ間は、14年度開通を目指しており、今回の徳島空港線西延伸により空港と直接連結することで、利便性が高まるとともに住民生活および社会経済活動の発展に大きく寄与するものと期待されている。