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建設経済新聞社
2010/06/08

【京都】331億円の6月補正予算案 北山文化環境Zに設計費

 京都府は、総額331億5300万円の一般会計6月補正予算案を発表、14日に開会する6月定例府議会に上程する。
 補正後の予算規模は8824億2400万円で、対21年度当初比は4・0%の増加となった。
 性質別内訳による普通建設事業費は83億9400万円で、当初を合わせた総計では839億3700万円となる。
 主な建設事業費を見ると、けいはんなエコシティに6億5850万円、北山文化環境ゾーン整備費に8億1200万円をそれぞれ新規計上、モデル施設の整備や、基本・実施設計に着手する。また建設業の新分野進出支援事業費に2200万円を予算化、新分野進出に必要な事業計画作成指導や取組に要する経費を補助することになった。
 このほか、懇話会で検討を進めてきた堀川団地再生プロジェクトついても、今年度の基本方針策定に向けて100万円をあげている。
 建設関係事業は次の通り。
 ◇政策企画部
▼けいはんなエコシティ環境未来都市創造事業費=6億5850万円
 学研都市において、先進的な省エネ技術・設備及び府内産木材等を導入した施設を整備すると共に、スマートグリット等の共同研究・実証実験を推進
 京阪奈エコシティ推進会議(仮称)設置250万円
 環境対応型モデル施設の整備6億5600万円
 @整備施設−けいはんなプラザ(精華町)、同志社大学(京田辺市)、セブンイレブン州見台店(木津川市)
 A整備内容−高効率ヒートポンプ、太陽光発電、太陽熱温水器、ガスコージュネレーション、LED照明、木質内装(府内産木材を使用)など
▽情報通信格差是正事業費=4376万4000円
 舞鶴市の5地区(上漆原岩尾地区)9世帯11人、長谷地区11世帯18人、下見谷宮ノ下地区10世帯21人、下見谷寺尾地区7世帯14人、富室般若寺地区10世帯22人)に対し、市が実施する移動通信鉄塔整備に対し補助
 ◇府民生活部
▽隣保館耐震改修助成費=8455万8000円
 市町村が設置する隣保館の耐震改修工事に助成
 ◇文化環境部
▼北山文化環境ゾーン整備費=8億1200万円
 文化・学術エリア
 新総合資料館(仮称)整備費4億8700万円
 国際京都学センター機能創設、総合資料館と府立大学(文学部・図書館)機能を併設、基本・実施設計
 RC3F1B約2万4000u
 教養教育共同化施設(仮称)整備費1億4000万円
 医大、府大、工繊大の3大学による教養教育の共同化、基本・実施設計
 RC3F約9000u
○環境・交流エリア
 植物園再生事業費1億8500万円
 植物園の新たな魅力を満喫してもらえる施設整備の推進、老朽設備の更新
 @園内水道設備の整備A園内電線共同溝設計B北山門プロムナード及び周辺整備設計Cボタニカルウィンドウの整備D伝統園芸展示場の整備E小丘陵〜花との対話〜及びボタニカルテラスゲートの設計F森のカフェ設置
▼府立大学産学公連携研究拠点整備費=1億7400万円
 学研都市の旧花空間けいはんな(精華町)の建物等を活用し「健康、食、環境」等にかかる拠点を整備
 植物工場、研究・実験室、養液栽培装置等を整備、事業主体は京都府公立大学法人、全体事業費3億2200万円、22年度内完成
▼下水汚泥リサイクル研究開発推進事業費=1500万円
 下水汚泥リサイクル製品研究開発に支援
 ◇健康福祉部
▽保育所耐震化等支援事業費=3億4863万1000円
 実施主体は市町村、整備対象は民間保育所
▼待機児童解消促進事業費=13億3300万7000円
 実施主体は市町村、整備対象は民間保育所
▼保育ママ支援事業費=800万円
 家庭保育実施のための施設整備に対する助成、実施主体は市町村
 ◇商工労働観光部
▼京都力結集エコ住宅建設・実証事業費=3600万円
 けいはんな学研地区に、府内産木材や建築資材など京都の地域資源や21年度研究開発成果品も活用した京都ならではのエコ住宅を建設
 京都産業エコ推進機構と共同
 ◇農林水産部
▼野生鳥獣被害総合対策事業費=9100万円
 防護柵等防除力向上対策8000万円
▼由良川里山回廊構想プロジェクト推進事業=100万円
 里山の保全・活用の方向性検討など
▽農林水産基盤整備事業費=17億3767万円
 生活基盤整備、生産の場で有る農山漁村地域の整備
 ◇建設交通部
▽生活・交通基盤整備事業費=81億4000万円
 戦略的交通基盤とまちづくりの一体的整備、命をつなぎ地域を活かす道路整備
▽府民公募型安心・安全整備事業費=16億円
▼建設業新分野進出支援事業費=2200万円
 新分野進出に必要な事業計画作成指導・的確な情報発信200万円
 新分野進出実現に向けた取組に要する経費補助
▼JR奈良線複線化事業推進費=1000万円
 輸送量の分析及び予測、整備計画案の作成、整備効果の検討
▼流通住宅耐震改修助成事業費=3500万円
 府内の中古木造住宅の流通時のリフォームに合わせた耐震改修に補助
▼堀川団地再生プロジェクト推進費=100万円
 堀川団地再生基本方針策定
▼高齢者バリアフリー賃貸住宅普及及び促進事業費=2000万円
 住戸等の一定のバリアフリー化に補助
 ◇教育委員会
▼高等学校校舎等整備費=1億1200万円
 @乙訓高校−雨天練習場S造900u(W18m、D50m、H8m)、事業費7200万円(実施設計、債務負担で8800万円)A園部高校−校舎増築RC造、事業費4000万円(実施設計)