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建通新聞社四国
2010/06/08

【高知】11日まで参加受付 県の新資料館基本構想

 高知県文化生活部文化・国際課は、「新資料館基本構想策定委託」を公募型プロポーザルで実施する。提出期限は6月11日午後4時まで。参加者の資格要件は、国、地方公共団体などが発注する当該業務について過去20年以内に開館した国宝や国指定の重要文化財を展示できる機能を有した博物館施設の基本構想または基本計画もしくは基本設計を元請けとしての完了実績を満たす代表者と高知県内の設計事務所などを含む共同企業体。見積限度額は668万2000円。委託期間は契約締結日から2011年1月28日まで。
  これは、山内家資料の保存等検討委員会の提言をもとに高知城周辺に整備する歴史系の新資料館の基本構想の策定に係る業務を行うもの。スケジュールは、11日に参加申し込みおよび資格確認書類提出締め切り、23日に企画提案書の作成・審査などの質疑提出締め切り、7月9日に企画提案書の提出締め切り、15日に審査委員会(プレゼンテーション)・審査結果通知。
 新資料館は、山内家資料を核に、高知城周辺に高知の歴史をテーマとした博物館施設。高知市中心市街地の地域資源として活用され、また、地域のまちづくりや県の観光振興に資する魅力ある施設とするために、その立地場所や施設のコンセプトおよびレイアウト、運営方針などを盛り込んだ内容を有識者などによる新資料館基本構想検討委員会で協議し、県の関係各課などで構成されるワーキンググループにより実務を進め、基本構想を策定する。
 基本構想の作業項目は次の通り。
 ▽設計・施工の観点からの土地利用の比較表作成▽博物館施設の先進事例資料の作成▽博物館の展示保存などの機能に係る調査・分析▽博物館とまちづくりに関する調査・分析▽建物の配置、規模のシミュレーション▽新資料館開館までの工程試算▽その他基本構想策定に必要な調査・分析など