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建設経済新聞社
2010/06/30

【京都】三宅浄水場の耐震化工事 8月頃までに着工へ 4億超を投入

 亀岡市上下水道部は、三宅浄水場の耐震化工事について8月頃までに着工する考えだ。今年度から2ヵ年で工事を進める。
 厚生労働省は水道事業者が抱える水道施設について、優先的に耐震化を図るべき主要施設は25年度をメドに耐震化を完了するよう求めており、三宅浄水場は整備後40年以上が経過した老朽化施設であることから、市上下水道部は21年6月に第1浄水場整備工事設計業務をレック京都営業所(京都市下京区)に委託。耐震性の調査などを進めていた。
 耐震化工事は22・23年度の2ヵ年で進める。5月末に地元説明会を開催するなど着工に向けた準備を進めており、8月頃までに着工する考え。耐震化工事の対象は浄水池・着水井・薬品混和池・送水ポンプ・電気計装設備。
 市は22年度予算に22・23年度の2ヵ年の継続費として第1(三宅)浄水場耐震整備工事に4億1977万円(22年度…1億6510万円、23年度…2億5467万円)を設定した。
 三宅町の三宅浄水場は、1日あたり2万m3の処理能力があり、▽取水施設(第1号取水井−RC造1井、第2号〜6号取水井−FRP製5井)▽導水施設(ダクタイル鋳鉄管φ150o〜600o、L4340m)▽浄水施設(着水井・薬品混和池RC造123m3…1池、浄化池RC造1002m3…4池、次亜塩素注入設備151ml/分…2基)▽送水施設(送水ポンプ55kw・3台+95kw・4台)▽管理本館(RC造、591u)▽管理施設(集中管理システム一式)−などで構成する。
 なお千代川町の千代川浄水場は21年度に耐震診断を中日本建設コンサルタント京都事務所(京都市中京区)で行っているが、まずは第1浄水場である三宅浄水場の耐震化を優先的に進めていく。