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北海道建設新聞社
2010/07/05

【北海道】09年度の経審申請、許可業者の4割切る

 2009年度に道内建設業者が申請した経営事項審査(経審)の件数は、08年度より589件少ない8580件と、過去10年で最少を記録した。09年度末時点の道内建設業許可業者数に対して、申請件数の占める割合も38.6%と、4割を切った。この比率は3年連続で下がっており、公共工事の元請け受注には必須の経審を受けない業者が増えている。
 09年度の経審申請数は、大臣許可業者によるものが91件、知事許可業者のものが8489件の合わせて8580件。過去10年で初めての8000件台にとどまった。09年度末の許可業者数は大臣112業者、知事2万2088業者。許可業者に対する申請数の比率は、大臣許可が81.3%、知事許可では38.4%となる。
 09年度と2000年度を比較すると、許可業者数は14.9%の減少だが、経審の申請数は28.6%もの減少。許可業者数に対する申請数の割合も7.5ポイント下がった。
 地域別に知事許可業者の経審申請数を見ると、石狩1989件(比率23.5%)、渡島944件(同47%)、桧山185件(同68.8%)、後志424件(同50.7%)、空知685件(同53.1%)、上川828件(同43.1%)、留萌192件(同67.4%)、宗谷223件(同59.9%)、オホーツク705件(同52.3%)、胆振723件(同38.2%)日高267件(同70.4%)、十勝747件(同46.4%)、釧路379件(同36.8%)、根室198件(同53.7%)。14地域すべて、申請数、比率とも08年度を下回った。