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建通新聞社四国
2010/07/09

【愛媛】基本設計を11月ごろ 紺屋町商店街建替え

 西条市と西条紺屋町商店街振興組合は、同商店街で計画している共同店舗整備事業で、基本設計を11月ごろにも外注する方針でいる。約1fを対象にした共同建て替えによって商業施設や住宅を整備し、中心市街地の活性化を図る考えだ。この基本設計をもとに各施設の内容を具体化していくことになる。
 紺屋町商店街は、JR西条駅付近から市中心部を通って北に伸びている「西条商店街」のうちの、北側に位置する。
 計画では、全体をA〜Eの5つの街区に分けて共同建て替えによる再開発を行う。施設整備に当たっては生鮮食料品や日常用品、クリニックといった市民生活の視点に立った店舗を中心に、若者向けの店舗やスポーツ施設など多様な店舗構成になるよう検討。さらに住宅供給により「まちなか居住」の推進を図る。
 整備する施設の街区ごとの計画内容は、A街区が生鮮食料品やスポーツジムなどの店舗と住宅(36戸)、B街区がコンビニエンスストアなどの店舗と住宅(46戸)、C街区が農林水産品展示即売やレストランなどの店舗と子育て支援施設、カルチャースクール、D街区がレストランなどの店舗、E街区が医療やデイサービスの施設と高齢者用住宅(28戸)。これらのほか全街区のアーケード整備も構想している。
 市は基本設計の着手に向け、A・B・E街区整備について国土交通省四国地方整備局、C・D街区整備について経済産業省四国経済産業局と事前協議を進めており、今後、事業費計上など予算措置を講じていく方針。事業スケジュールなどは未定としている。
 また、将来的には北側に隣接する東町商店街も含め、合計約3・5fの再開発を目指す考えでいる。