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日刊建設タイムズ社
2010/07/14

【千葉】水防合同訓練に約90人/夷隅地域整備センター管内 積土のう工、迂回路看板設置も

  県夷隅地域整備センター管内における「2010年度水防合同訓練」が8日、いすみ市岬町和泉地先の夷隅川河口部右岸で行われ、同センターをはじめ勝浦市及びいすみ市、御宿町及び大多喜町、夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部のほか、業界団体からは、(社)千葉県建設業協会夷隅支部会員の総勢90人余が参加した。
 訓練内容は、水防工法(情報伝達)における土のう作り(準備工)と積み土のう工(水防工法)をはじめ河川パトロールの実施、道路迂回路看板設置訓練、夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部の指導によるロープの結び方実施訓練、心肺蘇生法とAEDを組み合わせた救命手当の基礎実技のほか、東京電力による災害時の対応についての説明など。7.15
 この水防合同訓練は、台風や前線等の大雨により災害が発生した場合、住民の安全確保及び公共土木施設の機能維持に向けて迅速かつ的確な対応を図り、円滑な応急措置のため、水防技術の講習と情報伝達訓練等を行うもの。
 訓練に先立ち、千葉県道路協会夷隅支部長で千葉県河川協会夷隅副支部長の太田洋・いすみ市長と、(社)千葉県建設業協会夷隅支部の平野英一支部長があいさつ。
 この席で太田市長は、「参加された皆さんはそれぞれの立場で、日頃の防災訓練をはじめ、さまざまな災害対策に取り組まれている」と述べたうえで、「この訓練は年1回の実施であるが、この日、この地において水防訓練を行い、災害時の対応、そして何かの時の対応策について、皆さんと一緒に考え、取り組む機会にしてほしい」と要請した。
 一方、平野支部長は、水防訓練参加者に対して、「災害時の悪条件の中でも皆さんの日頃の経験を大いに活かし、安全に早急な対応が出来るよう体得して頂きたい」と要請するとともに、「本日も暑さという厳しい条件の中での作業となるが、怪我のないように安全第一で取り組んで欲しい」と述べ、あいさつに代えた。
 この後の水防訓練作業では、夷隅地域整備センターの鶴岡春美所長を訓練現地指導班長、同じく斉藤文夫次長を指揮官とし、鈴木克己・勝浦市都市建設課長を1班、永野謙一・いすみ市岬地域市民局地域振興課長を2班、磯野道夫・大多喜町建設課長を3班、米本清司・御宿町建設環境課長を4班の班長に任命して、訓練実施班員を4班に編成。
 訓練想定は「7月8日午後2時発表、千葉県水防本部指令によると、千葉県南部の大雨は今後とも降り続く見込みであり、河川パトロールの結果、夷隅川のA地点及びB地点で堤防越水、C地点及びD地点で破堤の恐れから、土のう積み、堤防保護の必要がある」というもの。
 斉藤指揮官により各班長に伝えられた「水防訓練準備作業『土のう作り』開始」の号令に従い、各班は準備工法として、土のう計600袋を作成。各班長が指揮官に土のう作り作業の終了を報告後、引き続き越水防止を目的とした「積土のう工訓練開始」の号令のもとに作業に着手し、前3段積み、後2段、防水シートによる延長5mの「積土のう工」を4か所に完成させた。
 全訓練終了後には、鶴岡訓練現地指導班長ら統監部が「積土のう工」を巡閲・確認し、全員が作業開始前の隊列に整列。
 訓練結果の講評として鶴岡訓練現地指導班長は、積土のう工の出来映えなどについての感想を述べるとともに、伝統ある水防技術の継承や、災害時に訓練の成果を遺憾なく発揮することなどを期待して総括とし、約2時間に及ぶ水防合同訓練を終えた。

提供:日刊建設タイムズ