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日本工業経済新聞社(山梨)
2010/07/16

【山梨】一般廃棄物処理基本計画を策定 社会情勢により見直しも 甲州市

環境問題に配慮した循環型社会の構築に向け甲州市は、一般廃棄物に関する長期的で総合的な事業の推進を行うための指針となる「一般廃棄物処理基本計画」を策定した。
 同市は平成17年11月1日、塩山市、勝沼町、大和村の3市町村が合併し誕生。これまで、各旧市町村ではそれぞれの処理システムで、廃棄物の処理を行ってきたが、市町村合併を機に、改めて状況を整理し、処理システムを再構築する必要性が出てきている。
 ゴミ処理について同市の現状、塩山地区の一般家庭可燃ゴミは甲府市の施設、一般家庭粗大ゴミ及び事業系可燃ゴミは、県内及び県外の民間業者に処理委託、勝沼と大和地区は山梨・笛吹・甲州の3市で運営する東山梨環境衛生組合の施設で処理を行っている。
 今後は、甲府・笛吹・山梨・甲州の4市で設立した甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合で整備を進めているゴミ処理施設(笛吹市境川町)での処理を予定する。
 一方、生活排水処理は現在、甲州市環境センターで塩山地区と勝沼地区の一部を処理し、残りの勝沼地区と大和地区の一部のし尿は、青木ヶ原衛生センターに処理委託している。
 今後は、下水道等の整備にともない、し尿が減少し、浄化槽汚泥が増加することが想定され中、これらに即した体制の充実が求められている。
 一般廃棄物処理基本計画の計画期間は、平成22年度を初年度とした10年間で、目標年次は31年度となる。
 基本計画について市では、社会情勢の変化やゴミ処理状況の動向を踏まえ、5カ年をメドとし、必要に応じて見直す考え。  


提供:山梨建設新聞