トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(茨城)
2010/08/11

【茨城】管理教室棟と屋体を改築 管理教室棟工事は来年度から かすみがうら市

 かすみがうら市学校教育課は、老朽化に伴い下稲吉小学校の施設整備を計画。昨年度に基本計画を策定し、施設整備の方向性を定めた。既存施設のうち西校舎と屋内運動場を解体。跡地に屋内運動場(RC造平屋建て、延べ約1250u)を、中央校舎南側に管理教室棟(RC造3階建て、延べ約2100u)を新設する。そのほかの建物は耐震補強および大規模改造で対応する。実施設計は椛至驩謳ン計茨城支店(牛久市牛久町)が担当し、これから約1年を掛けて策定。23〜24年度の2カ年で管理教室棟を新設し、その後屋内運動場と西校舎を解体。跡地に屋内運動場を建設する。駐車場などの外構工事を含め26年度内の事業完了を目指す。総事業費は15億円を見込む。
 
 同小学校は、昭和41年〜51年中に建てられた7棟の校舎と昭和48年築の体育館(S造2階建て、698u)が立地。
 20年度に昭和梶i東京都北区)で耐震診断を実施した結果、耐震性があるものと無いものが混在していることが判明。状況により耐震補強や建て替えなどさまざまな耐震化のケースが考えられることから、最適な耐震化工事を検討。昨年度に轄設計事務所(水戸市千波町)で施設整備基本計画をまとめた。
 この基本計画によると、校舎9−1(中央校舎、RC造2階建て、延べ1137u)を大規模改造するほか、9−2(RC造2階建て、延べ1224u)、9−3A1(RC造2階建て、延べ385u)、9−3B(RC造3階建て、延べ776u)、9−3C(S造平屋建て、延べ45u)は耐震補強および大規模改造などで対応する。
 また、9−1および9−2校舎の南側に管理教室棟(普通教室含む)を新設。施設規模はRC造3階建て、延べ2100u程度を見込む。
 屋内運動場(S造2階建て、延べ床面積698u)と、これに隣接する西校舎(RC造2階建て、延べ629u)は解体し、跡地に屋内運動場(RC造平屋建て、延べ約1250u)を新設する。
 市は先月15日に、同小学校施設整備にかかわる実施設計と測量の入札を執行。測量は潟Aイワ技研(土浦市板谷)が125万円で、実施設計は椛至驩謳ン計茨城支店(牛久市牛久町)が1830万円でそれぞれ落札した。今年度内にはボーリング調査も実施する予定。予算における委託費は673万1000円。
 今後の流れとしては、これから約1年をかけ実施設計を策定し、23〜24年度の2カ年で管理教室棟の新設工事を実施。その後西校舎からの引っ越しを経て、屋内運動場と西校舎を解体。跡地に屋内運動場を建設する。最後に駐車場などの外構工事を行い、26年度内の事業完了を目指す。


提供:日本工業経済新聞