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日刊建設タイムズ社
2010/08/12

【千葉】一般社団法人で解散設立総会/県農業土木コンサル協 少数精鋭のポジティブな発想

千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村雄兒会長)の「第5回解散・設立総会」が開かれ、09年度事業及び決算監査報告、10年度事業計画及び予算のほか、千葉県農業土木コンサルタンツ協議会解散、千葉県農業土木コンサルタンツ協議会財産の一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会への寄付について、全会一致で可決。
 また、総会後には記念講演会が開かれ、県農林水産部農村振興課の山本泰三課長を講師に招き、「農林行政の方向性と委託業務について」をテーマに、約1時間にわたり話を聴いた。
 議案審議に先立ちあいさつした中村会長=写真=は、同協議会の一般社団法人登記が無事終了したことを報告するとともに、同協議会としての「ありよう」について、@経営仲間であることの再確認A厳しい時にこそポジティブ発想B個から団体へ――の3つの要点を「自分に言い聞かせるつもり」で説明。
 まず「経営仲間であることの再確認」については、「私ども協議会は13社、賛助会員1社の小所帯だが、少数精鋭、経営仲間の集まりであることを再確認したい。苦しい経営環境は共通の課題であり、社員や外部の協力を得ながら社会の重要な一員として頑張っている。個々の会社という範囲を超えて、仲間として手を携え、お互いに情報交換を密にしながら、この難局を乗り越えたい」とした。
 「厳しい時にこそポジティブ発想」については、「トップの責務は前向きの長期的な視点を持ち、元気でいることだと考える。厳しい時こそポジティブな発想を致したいと、自分に言い聞かせている」と弁。
 また「個から団体へ」については、「官庁も民間も建設関連は厳しい現状であるが、これは世の流れ。個人や個の会社が動くには、非常に厳しい時代になり、個の会社では相手にされないことも多くなっている」としたうえで、「時代の移り変わりを見据えながら、発想・行動することが求められている」との考えを示した。
 今後の協議会については、「一般社団法人となり、団体としての活力を増すようになるはずである」と述べたうえで、会員に対しては、「この協議会を大いに活用して頂き、団体としての経営活動をお願いしたい」と要請した。

提供:日刊建設タイムズ