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建通新聞社四国
2010/08/17

【愛媛】10月から電子入札導入 新居浜市

 新居浜市は、設計金額が2000万円を超える工事請負契約を対象に、電子入札を10月に開始する。県内市町の電子入札導入は、松山市に次いで2例目。市はこれに向けて、地元業者を対象にした研修会を8月31日に開催するほか、9月中旬ごろには模擬入札も実施することにしている。
 市は電子入札を、コストダウンが可能とされるアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)方式により導入する。電子入札コアシステムを運用する民間のサービス提供事業者と、模擬入札の開始までにレンタル契約を結び、サービスの提供を受ける。
 研修会は、市に入札参加資格申請を行っている、原則市内に本店がある業者が対象。出席希望者は、申込書を23日までに契約課へ提出する。書類は契約課のホームページからダウンロードできる。
 模擬入札を含め、電子入札に参加するためには利用者登録を行わなければならない。研修会ではこの方法の説明もある。
 初めて電子入札に参加する場合は、事前準備としてパソコンやプリンタ、インターネットに関する事前準備や、ICカードの購入、さらにカードリーダのセットアップなども必要となる。
 ICカードは認証事業者(電子認証局)から購入する。価格は各々で異なるが、2年の有効期限で約2万円が相場だという。カードリーダも各認証局から購入可能で、約1万円。
 カードの名義は、市へ届け出している代表者氏名と一致させなければならない。カードが届いたら、取扱説明書や各電子認証局ホームページの指示に従い、カードリーダのセットアップを行う。
 県の電子入札に参加したことがある場合などは、これら事前準備は不要。