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建通新聞社四国
2010/08/27

【徳島】現樋門撤去を年度内発注 飯尾川内水対策

 徳島県は、飯尾川の総合内水対策緊急事業として飯尾川第二樋門の整備に伴い現樋門撤去の発注を2010年度中に計画している。現在、飯尾川第二樋門の改築を進めており今回、現樋門を撤去すれば、事業は完了となる予定。
 撤去を予定している現樋門は、幅6b×高さ5・8bが4門。製作を進めている新樋門の設置状況を見ながらの発注となる。
 新樋門は、幅7・45b×高さ5・6bの鋼製ローラーゲートが4門。09年9月に着手し、11年3月10日までの工期で整備を進めている。施工場所は徳島市春日町で現樋門から約140b下流に位置する。
 同事業は、外水対策に対して遅れていた内水対策について、人命被害や生活再建が困難となる被害が生じるおそれの高い深刻な内水被害を緊急的に軽減するため、河川管理者と地方公共団体等が共同でハード・ソフト一体となった総合内水対策計画を策定し、緊急的に内水対策を実施している。06年度からの5カ年計画で、総事業費は35億円。徳島市国府町から石井町までの延長1200b区間が対象となる。
 国の床上浸水対策特別緊急事業では、08年度に角ノ瀬排水機場(徳島市国府町)が完成。県では、東部県土整備局徳島庁舎と吉野川庁舎が整備を担当し、これまでに橋梁・樋門改築、河道掘削、護岸等の整備を行っている。