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建設経済新聞社
2010/09/07

【京都】宇治の太陽が丘で防災訓練 建設業界団体が多数参加

本番さながらの訓練に見入る
 平成22年度京都府総合防災訓練が4日、宇治市広野町の府立山城総合運動公園(太陽が丘)などで行われ、行政機関・関係業界団体・ボランティア団体らが参加。本番さながらの訓練を繰り広げた。
 太陽が丘では35℃を超す残暑が続く中、10時から訓練がスタート。緊急地震速報の対応訓練や災害情報収集伝達訓練のほか、ヘリによる初動時被災情報収集、医療チーム空輸訓練などが行われ、関係機関・関係団体等は本番さながらの連携で情報伝達などが行われた。
 建設関連の業界団体からは、社団法人京都府建築士事務所協会(上野浩也会長)、社団法人京都府建設業協会(岡野益巳会長)、社団法人京都電業協会(佐伯希彦会長)、社団法人京都府警備業協会(宇多雅詩会長)、社団法人京都府産業廃棄物協会(文盛厚会長)らが参加。
 京都府建築士事務所協会は京都府とともに、耐震・建築相談窓口を設置。木造住宅の耐震診断・改修の啓発パネル展示を行うほか、耐震化助成制度のパンフレットを配布するなどし、早期の耐震化の必要性を改めて訴えた。
 京都府建設業協会は、バックホーなどの重機を展示。普段じっくり見ることのできない大型重機を家族連れらが熱心に見つめていた。
 京都電業協会は佐伯会長など7名が参加。目に見えない電気を体感してもらおうとエアロバイク発電機による人力発電の実演を行い、人力発電に挑戦した家族連れを応援する大きな歓声があがった。
 京都府警備業協会は、京都府警と連携、会場内の交通誘導に協力員を2名派遣し、場内の交通の安全を支援した。また府の要請を受け、場内の駐車場に警備員10名を派遣した。
 京都府産業廃棄物協会は、脱着装置付きコンテナ車などを展示するとともに、協会活動を紹介するパネル展示も行い、地域社会への貢献をアピールした。
 このほか、会場には関西電力葛椏s支店も参加、パネル展示やサポートカーの展示などを行った。