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建設経済新聞社
2010/09/08

【京都】22年度定時総会を開催 岡野会長の続投を承認 「府暴力団排除条例」を解説

会場の様子
 京都建設業暴力追放協議会(岡野益巳会長)は6日、中京区の京都建設会館で22年度定時総会を開催。議事では22年度事業計画案など5議案を審議し、満場一致で、可決、承認され、任期満了に伴う役員改選の結果、岡野会長の続投が決議された。
 冒頭、岡野会長が挨拶に立ち、「昭和53年設立以後、平成4年には暴対法の施行で行政指導が徹底され、業界から暴力団の追放が叶ったものの、21年度は前年より2件増加の40件の中止命令があった。これまで以上に排除を徹底していかなくてはならない」と述べ、「23年4月より施行される京都府暴力団排除条例を遵守することで、更なる暴力団排除を徹底していきたい」と訴えた。
 続く京都府警察本部刑事部組織犯罪対策第一課の井上基課長が「暴対法の施行以後、暴力団排除を掲げる諸業界の意識は高まりつつある中、相撲協会と暴力団との癒着が発覚し、国技である相撲においても徹底的な指導が行なわれ存続の危機を迎えている」とし、「今や暴力団対警察の構図が、暴力団対社会に移り変わろうとしている。建設業界においても、金品の不当要求に屈しない覚悟を持つよう協力を願う」と祝辞を添えた。
 続いて京都府警察本部から府警本部刑事部組織犯罪対策第一課の三上喜範主席調査官を講師として招き、23年4月1日に施行される京都府暴力団排除条例の概要と解釈について特別講演も開催。府発注の工事で元下問わず、総額150万円以上となる場合に企業に暴力団員がいないことを示した誓約書の提出を義務付けるなど違反した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。会場に駆けつけた会員ら約50名は熱心に耳を傾けた。
 なお、議事では21年度事業、収支決算などが報告され、満場一致で承認されたほか、「暴力団等からのあらゆる要求を断固拒絶」、「暴力団を利用せず、恐れない」など、5項目からなる決議案を確認。参加者一同、暴力の徹底追放にまい進することを力強く宣言し閉会した。
 なお、新役員は次の通り(敬称略)。
▼会長=岡野益巳(渇ェ野組)
▽副会長=吉村公一(吉村建設工業梶j、田中俊介(鞄c中工務店)、山川数也(且R川)、浅巻武之(浅巻建設梶j
▽常任理事=村井信夫(椛コ井建設)、中川睦夫(協栄建設梶j、高塚勝巳(轄rヒ工務店)、小ア学(潟~ラノ工務店)、玉井康義(玉井建設梶j、堤周三(堤建設梶j、中川康樹(椛謌齠y木)、久富久雄(鶴美建設梶j、
▽理事=田丸政則(鰍ゥねわ工務店)、辰巳尚隆(樺C巳建設)、木英二(椛セ田建設)、井上準二(平安建設工業梶j、古瀬雅章(褐テ瀬組)、三輪泰之(要建設梶j、松井克夫(鰹シ井組)、宮本承和(葛{本組)、米田洋一(兜ト田組)金下欣司(金下建設梶j
▽監事=今井靖一(轄。井組)、井上敏(且R寅組)