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建設経済新聞社
2010/09/13

【京都】凌風小中学校新築工事 11月頃の着工を予定 廃棄物処理に約10億円を追加

 凌風小中一貫校の建設予定地である陶化中学校グラウンドから基準値を上回る濃度の鉛の溶出などが確認されたことを受け、京都市教育委員会は施工計画等を見直し、9月市会定例会に請負契約変更案を提出する。これに伴い、土壌の処分に約10億円増額の46億7642万7000円に請負金額を変更するほか、22年9月より予定していた着工が約2ヵ月遅れ、11月頃から着工し、竣工期限も15日間延期することとなる。
 同事業の原契約となる21年12月10日に議決された「京都市立南区東九条地域小学校(仮称)及び京都市立南区東九条地域中学校(仮称)新築工事」では、鹿島−鉄建−北和−きんでん−新菱冷熱特定建設工事JVが24年2月29日までを竣工期限に、36億5610万円で契約を締結していた。
 契約に基づき、実施設計を完了させ、本体工事に着手する前に埋蔵文化財の発掘調査を行なったところ、陶器片、木片、燃え殻などの廃棄物が混入した土壌が確認されたため、詳細な調査を実施。その結果、鉛、水銀の濃度が基準値を上回った上、さらに下層部には基準値を超える鉛及びヒ素の溶出が確認され、土壌の処分などの措置を講じる必要が生じた。
 土壌処分費用の10億2032万7000円を増額した46億7642万7000円に請負金額の変更を求めるほか、竣工期限も15日間延期した24年3月15日までへと契約変更する。市教委の担当者は「今回の件による本体施設の設計変更等はない」としている。
 なお、新校舎の施設規模等は、陶化中学校(京都市南区東九条下殿田町56)敷地約1万3500uを対象に、RC一部S造地上5階建(一部6階建・塔屋)、延約1万5700u(建築面積約4900u)。各階に教室や多目的室を設けるほか、1階に第2体育館、地域交流室を設け、2階には、図書コーナー、ランチルーム、武道場、カウンセリングルームなどを設置する。3階には、第1体育館、コンピューター室、図書室を備え、4階に技術クラフト室、美術室などを設ける。5階には、教室や多目的室を置かず、理科室、音楽室、和室などを配置する。