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建通新聞社四国
2010/09/24

【徳島】年度内一部着手へ 県の中央テクノスクール

 徳島県は、徳島・鳴門の両テクノスクールを統合して整備する中央テクノスクール(仮称)施設整備事業について9月補正予算案の中で事業費5000万円を計上。予算が承認され次第、2010年度中の一部工事着手に向け準備を進める。
 中央テクノスクール(仮称)は、徳島市南末広町の県公共事業代替用地(敷地面積約2万7000平方b)に新築。総延床面積は6875平方b。本館(鉄筋コンクリート造3階建て)、実習棟4棟(電気・理容美容科棟、木工技術科棟、金属技術科棟、機械技術科棟)、多目的ホール(体育館)、在職者訓練棟(教室、実習室)など7棟を整備。多目的ホールは、シアター方式で300人、机使用で200人を収容。在職者訓練棟は、事業主が社員訓練などを行う場として提供する。完成後は、21世紀型職業訓練施設として時代に応じた訓練内容で産業界との連携・支援を図っていく。
 これまでに進めてきたゾーニングや施設規模などの基本構想・計画は、とくしま地域政策研究所(徳島市)、新築に伴う基本・実施設計は象企画(徳島市)が担当した。
 既存施設の概要は、徳島テクノスクール(徳島市南島田2)が鉄筋コンクリート造3階建てと鉄骨造2階建てを合わせ総延べ床面積5028平方b(本館棟1459平方b、実習棟1819平方b、寄宿舎・附属建物958平方b、理容棟(新館)792平方b)。鳴門テクノスクール(鳴門市撫養町木津字西小沖)が、鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て総延べ2100平方b(本館棟が722平方b、実習棟が973平方b、附属棟が405平方b)。
 また、道路を挟んだ隣接地では、徳島商工会議所が主体となり「新経済センター(仮称)」の新築が決定。両施設を「頑張る中小企業の総合的な応援拠点」として整備し、新経済センターが経営・金融支援機能、中央テクノスクールが人材育成機能を担うことで密接に連携していく。