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建設経済新聞社
2010/09/28

【京都】中央卸売市場第二市場 マスターP答申案を了承 施設改築は27年度から着手へ

 京都市中央卸売市場第二市場(南区吉祥院石原東之口2)の今後10年間の計画を盛り込んだマスタープラン策定を進める「京都市中央卸売市場第二市場運営協議会マスタープラン専門部会」の第7回会合が24日、中京区の職員会館かもがわで開かれ、京都市中央卸売市場第二市場マスタープラン答申案を了承。第二市場の一体的運営と更なる公設民営化を進めることとし、施設改築については、敷地西側に配置する案及び敷地北側に配置する2案で取りまとめられた。
 答申案によると、第二市場の決算状況は約9割を一般会計からの繰入金で賄われており、市場財政は慢性的な赤字状況にある。効果的な市場運営に改善するため、現在操業している▽京都食肉市場梶、京都副生物卸協同組合(大動物部門)▽京都副生物共同組合(小動物部門)―の3事業所を一元化させ、経営の合理化を図ることとしている。
 改築に伴う基本計画については、23年度から着手し、基本設計を24年度、実施設計を25年、26年度と2ヵ年かけて進め、27年度初頭から工事に着手。29年度末の完成を見込み、30年度から新施設での運営開始を目指す。新施設での操業開始とともに、既設の第二市場の解体工事に着手し、32年度末の事業完了を見込んでいる。
 加えて、施設整備計画案では、第二市場敷地内の西側及び北側に施設を設置する2案を提案。西側案では、福利厚生棟を解体し、既存管理棟を残したまま工事着手。その他に仮設加工棟(300u)、仮設福利厚生棟(600u)、新設浄化槽(211u)、新設病畜棟(85u)を設置。北側案では、工事期間中、福利厚生棟を使用しながら、南側に仮設管理棟(1000u)を設置。既存管理棟を解体し、本体工事に着手。仮設加工棟(300u)、新設浄化槽(211u)を設置し、新設病畜棟(85u)は福利厚生棟を解体後、建設に着手するものとなっている。