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建通新聞社四国
2010/09/28

【徳島】年度内に設計着手 運転免許センター等移転

 徳島県警察本部は、徳島空港旧ターミナルビル跡に移転整備を計画している県運転免許センターについて2010年度内に改修設計に着手する予定。現在、旧空港ターミナル土地および旧旅客ターミナルビル等の購入に向けた手続きを進めている。今回の移転・整備により、防災拠点の確立を図るとともに行政サービスの向上を目指す。
 計画では、旧旅客ターミナルビルを運転免許センター、貨物ビルを車庫、旧消防防災ヘリ基地を交通機動隊舎、旧警察ヘリ基地を自動車整備工場として改修し再利用する。また、空港のエプロン部分は、来庁者用駐車場とするほか、既存のコンクリート舗装を残して盛土を施し再度、舗装を行い技能・試験コースとして整備する予定。
 対象用地(約9万6000平方b)が国有地であるため、土地の売買について財務局との間で手続きを進めている。また、旧旅客ターミナルビル等の建物は、県の第3セクター・徳島空港ビルが所有していることから現在、交渉中。
 各施設の規模は、旧旅客ターミナルビルが鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ8638平方b、貨物ビルが鉄骨造平屋1301平方b。今後、10・11年度に改修設計、12年度以降に工事着手し、14年春をメドに供用開始を目指す。9月補正予算案では、運転免許センター等移転整備事業に25億6300万円を計上。総事業費については、先日の県議会総務委員会で約40億円となる見通しを明らかにしている。
 建設地は松茂町満穂満穂開拓。
 現・運転免許センター(徳島市大原町余慶)は、老朽・狭隘化が著しく耐震性にも課題があることから施設の更新や利便性の向上が長年の懸案となっていた。