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建通新聞社四国
2010/10/05

【香川】詳細設計など近く委託 長野トンネル建設

香川県道路課は、国道377号道路整備(東かがわ市)の長野トンネル建設に向けて詳細設計と地質調査を近く委託する。トンネル延長は約120b。同トンネルの建設は国道377号道路整備払川工区の最終工事となり、県では同工区の2012年度の完成を目指している。
 同トンネル建設は、払川工区内の未整備区間で、起点側の旧白鳥町五名の地蔵堂付近の現道約150bに建設。山切りによる改良工とするかトンネル工にするかの検討を行っていたが、トンネルを建設することとなった。
 詳細設計と地質調査は10月8日に開札。詳細設計の委託期間は11年3月30日まで。地質調査は11年1月31日まで。
 払川工区は1996年度に事業着手した総延長3010b、車道幅員6b、全幅員8b。全体事業費は約41億6800万円。区間は山間部の道路で、幅員が狭小で線形も悪いため大窪寺周辺をバイパスで整備するほか現道拡幅を行っている。
 県は、同工区の12年度完成を目指しており、09年度末の進捗状況は工事が79%、用地取得が94%となっている。
 10年度には改良工のほか山田トンネル建設(8月入札)を行うため、開会中の9月定例県議会に山田トンネル建設の請負契約案件を上程している。山田トンネルの概要は延長172b、車道幅員6b、全幅員9b、ナトム工法。整備期間は10年度と11年度の2カ年。トンネル本体の設計は日本工営四国支店(高松市)、照明設備設計はエイト日本技術開発高松支店が担当した。