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建通新聞社四国
2010/10/26

【愛媛】来月に基本設計外注 西条紺屋町商店街

 西条紺屋町再開発推進協議会(高瀬康雄会長)は、西条市の紺屋町商店街で計画している「共同店舗」建設に伴う基本設計を11月に外注する。
 整備概要によると、西条商店街の北側に位置する紺屋町商店街をA〜Eの5地区に分割し、各地区に特徴を持たせた施設を配置。A地区(区域面積5200平方b)には、鉄筋コンクリート造8階建て延べ7887平方bの施設を建設。1階に生鮮食料品などの店舗、2階にスポーツジム、3〜8階部分には住宅計36戸を整備、駐車場は50台を確保。B地区(同1980平方b)には鉄筋コンクリート造12階建て延べ6892平方bの施設を建設。1〜2階部分は店舗、3〜12階部分には住宅計46戸を整備、駐車場は15台を確保。C地区には、2階建て延べ750平方bの産地直販店舗を建設、駐車場は35台を確保。D地区には2階建て延べ2240平方bのレストランなどの他に、戸建店舗4戸を建設、駐車場は24台。E地区には鉄筋コンクリート造6階建て4036平方bの施設を建設。1階に複合医療施設、2階にデイサービス施設、3〜6階部分には住宅計28戸を整備、駐車場は10台を確保している。また、併せて紺屋町商店街アーケード(約160b)の整備も行う。
 基本設計および地盤調査などの発注は、A・B・E地区については各地区で立ち上げた法人が、C・D地区については西条紺屋町商店街振興組合が主体となり実施。5地区の取りまとめや調整などは、上部組織となる西条紺屋町再開発推進協議会が行う。
 同事業は、2008年7月に国の認定を受けた「西条市中心市街地活性化基本計画」に基づき、西条紺屋町商店街振興組合など地元組織が事業主体となり、地産地消活動の拠点整備や店舗の共同建て替えなどを進め、中心市街地の活性化を図るもので、整備面積は約1f、事業期間は10年度からの3カ年、概算事業費は約49億円を見込んでいる。
 今後の事業スケジュールは、10年度で基本設計を完了させ11年6月には各施設の建築設計を外注。12年1月には既存施設の解体工事に着手し、4月ごろには建築工事に着手したい考えで、完成は13年8月を見込んでいる。