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建通新聞社四国
2010/11/02

【徳島】設計を月内公告 県立三好病院高層棟改築

 県立三好病院の改築に係る整備方針を検討する第4回県立三好病院整備方針検討委員会が10月28日、三好市池田町の三好病院で開催され整備方針(仮称)(案)を了承した。高層棟改築については、基本・実施設計を一般競争で執行するため、11月中に公告する予定で準備を進める。12月下旬から設計に取り掛かり、順調に行けば2012年3月ごろに改築に着手、14年度の開院を目指す。
 規模は、目安として1病床あたりの整備床面積を80平方bとし、病床数は220床。新棟計画面積は、低層棟など既存部分を除いた約1万3000平方bが見込まれている。
 新病院の方向性として四国中央部の医療の拠点病院を目指して整備するほか、ドクターヘリが離発着できるヘリポートを設置し救命率の向上を図る。
 整備の基本方針では、国の各種交付金を有効に活用し現敷地内で改築するとし、徳島県県有施設総合耐震計画基準に基づく耐震性を耐震工法により確保。誰もが利用しやすく、安らぎと安心が実感できるユニバーサルデザインの施設として地域産材も十分に利用しながら整備する。
 三好病院の既存施設は、高層棟(鉄筋コンクリート造6階建て延べ7226平方b)、低層棟(同造2階建て延べ3925平方b)などで構成。9月補正予算の中で高層棟改築事業として事業費6300万円を計上。内訳は、基本・実施設計委託費が5500万円(全体では1億6000万円)、地質調査委託費が800万円。
 所在地は三好市池田町シマ。