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日本工業経済新聞社(埼玉)
2010/11/25

来年1月から講習会 「舗装再生便覧の改訂」 埼玉アスファルト合材協会

 埼玉アスファルト合材協会は17日、平成22年度全体会・品質管理担当者技術講習会を建産連研修センターで開催した。参加者は75人。講師は日本アスファルト合材協会技術部会長の稲葉行則氏(大林道路潟Gンジニアリング部副部長)。
 講習テーマは▽アスファルト合材の現況▽舗装 再生便覧の改訂について▽アスファルト舗装の再生利用に関する共同研究(最終報告)▽中温化(低炭素)アスファルト舗装について、の4項目。 テーマ別の講習概要は次のとおり。
 「アスファルト合材の現況」では、平成21年度の全国の合材製造数量は4935万tで前年度(4934万t)とほぼ横ばい。プラント稼働率も44・1%と横ばい。プラント基数は過去最低の1189基。再生合材比率は73・4%と横ばいだった。  
 「舗装再生便覧の改訂」については、圧裂係数、新アスファルト、再生用添加剤など素材に関する事項、セメントコンクリート再生骨材の環境安全性、圧裂係数による再生加熱アスファルト混合物の配合設計方法など改訂のポイントを解説。改訂版は今年12月に発刊予定で、来年1月から全国7ヵ所で地区講習会を開催、新たな評価方法や基準値の導入の根拠などを解説する。
 「アスファルト舗装の再生利用に関する共同研究(最終報告)」では、現在のアスコン塊の再資源化率99%を維持・向上させるために解決すべき技術的課題が検討され、針入度に代わる新たな劣化度評価指標、再生骨材の評価方法、新たな再生加熱アスファルト混合物の配合設計、の3点が報告内容。
 「中温化(低炭素)アスファルト舗装」では、製造過程において発生するCO2を削減することを主目的とする中温化技術の概要、種別とメカニズム、中温化アスファルト舗装の適用効果、課題などが解説された。


提供:埼玉建設新聞